米大統領選、新しく民主党の候補に選ばれるであろうカマラ・ハリス氏。7月23日「長野智子アップデート(文化放送)」では、キヤノングローバル戦略研究所主任研究員の峯村健司にハリス氏の人物像について伺った。

長野「民主党はカマラ・ハリスさんで一本化できそうなんですか?」 

峯村「民主党の実力者たちはカマラ・ハリスさんの支持となっています。CBSの世論調査ではトランプさんが51%、ハリスさんが48%とバイデンさんの時よりは僅差になってきています。これまではバイデンさんもイヤだ、トランプさんもイヤだというダブルヘイターと呼ばれる人たちが、“若い”という理由で何となくハリスさんになっていたのがこの数字に表れているんですが、実はハリスさんもかなり人気のない方なんですよね。だから一本化が順調になるかっていうと、まだひと山、ふた山ある可能性はありますよね」 

長野「カマラ・ハリスさんに関して、なぜ人気がないのかっていう記事もたくさんあって、メキシコの国境に行く、行かないで失言をしてしまったりとか、コミュニケーションがあまり上手くなくて事務所のスタッフが離脱するとか…。本当のところ、これだけ国民に人気がないのはどういうところなんですか?」 

峯村「5月にホワイトハウスを辞めたばかりの人間に会ってきたんですけど、非常に面白い言い方をしていました。その方がホワイトハウスを辞めたのは2つの理由がある。1つは『バイデンさんが2期目、政策をしている姿が想像できない』。もう1つの理由、こっちが大きいと言っていたんですが、『私がカマラさんの下で働いている姿がもっと想像できない』って言い方をしていたんですね。つまりハリスさんの下で働くくらいなら辞めるってくらいその方も嫌っていました。ハリスさんって結構パワハラ気質らしくて、厳しい方みたいなんですよね。副大統領室でもかなりの人が辞めているんですよね」 

長野「ちょっと大丈夫なんですか?」