KONAMIのウェブサイトには同社の野球ゲームアンバサダーを務める大谷翔平のメッセージが(KONAMIのウェブサイトより)

《パワプロ新作バグ情報しか流れてこないけど大丈夫そ?》

 Xで大炎上しているのが、7月18日に発売されたKONAMIの人気野球ゲーム『パワフルプロ野球2024-2025』だ。

「『パワプロ』シリーズ30周年記念作ですが、大量のバグが発見され、メーカーの意図と違う方向で“お祭り”状態になっています。とにかく細かいバグが多く、購入したユーザーがデバッグ(バグの取り除き)作業をしている状態。大谷翔平をアンバサダーに起用し、早期購入者特典で大谷翔平パッケージスリーブをつけるなど、気合いを入れて宣伝していたのを突っ込まれる事態になっています」(ゲーム誌ライター)

 好きな選手を作成できるサクセスモードや、栄冠ナイン、マイライフなど過去作の人気要素を搭載。さらにOB選手のデータも大量投入し、バースや落合博満、イチロー、金田正一や松坂大輔、王貞治、長嶋茂雄などのスター選手、さらに大谷翔平まで再現されて対戦できるとうたっていたのだが、何ともしまらない状況になってしまった。Xでは、購入者の不満が漏れる。

《栄冠目当てにパワプロ2024を正直言って30周年の節目に来んだけバグやら鬼畜ゲー化するなら買わん方がよかったな…》

《栄冠ナイン、投手野手のコンバートで遊んでたらスタメン変更できなくなって草。マジでパワプロ2024はいつもよりデバッグしてないだろ。本当にダメ こんなもんに8000円の値段つけて30周年!とか言ってるのほんとに終わり》

《まじで安くなったりするまで買うべきじゃない。大谷の広告費に全部使ったんかな》

 一方、おかしなことに、この騒動をおもしろがったり、ポジティブに解釈したりする向きも。

《パワプロの出来があまりにも悪いので購入控えてたけど、初歩的なバグがかなり多いのでデバッグするために購入した・・・》

《これはユーザーと一体になっていいゲームを作っていきたいというKONAMIからのメッセージなのではないかと》

 KONAMIは必死にアップデート作業を進めているようだが、しばらくはネタゲームとして、こすられ続けるのは間違いない。