日本ハムが新庄政権では初のAクラスターン! 貯金4、前半戦5連勝締めの裏にある「起爆剤」「脅威のラインアップ」

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新庄監督の采配も話題を集める(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本ハムが猛打爆発で前半最終戦を締めくくった。

 日本ハムは7月21日に行われたロッテ戦(ZOZOマリン)に10ー6の逆転勝ち、前半戦最終を5連勝フィニッシュと最高の形で締めくくり、新庄剛志監督となっては初となる前半戦を3位で終えてAクラスターンを決めた。

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 立役者となったのは、清宮幸太郎のバットだった。同点で迎えた7回にコルデロから決勝の2号ソロを放つと、勢いは止まらず。8ー6とリードした9回にも益田直也から2打席連続となる3号2ランをマーク。自身としては2年ぶり4度目の2打席連続弾、1試合4安打3打点とチームを後押しした。

 清宮は前日20日のゲームでも3安打の固め打ち、2戦7安打と調子を上げてきている。後半戦に向けても目指すV奪回に向けての「起爆剤」としても期待を集める。

 また、今の打線の勢いは他球団の脅威ともなっている。

 打線は1点を追う4回二死一、三塁から万波中正の中越え適時打で同点とすると、1−1の同点で迎えた5回一死二塁から水谷瞬が左線適時二塁打を放つと、郡司裕也、アリエル・マルティネスの3連打で3点を奪って一時勝ち越した。長打力を持つ選手が多く存在することで打線に勢いを与えている。

 しかし、その直後の5回裏に先発の伊藤大海がロッテ打線につかまる。4点を奪われ、再度逆転を許したものの、終盤の清宮の2発などで効果的に点を奪い、チームは今季3度目の同一カード3連勝、前半戦最終を5連勝とベストの形で締めくくった。

 新庄監督にとっても勝負を賭ける3年目。いよいよ、投打に充実の戦力が整ってきたことで存分に采配を振るえている。勝負の後半戦でも大暴れを期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]