【パリ五輪】夏季オリンピック 日本のメダル獲得数は? 日本人メダリストの活躍を振り返る!

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パリオリンピック 写真:ロイター/アフロ

<パリ2024オリンピック競技大会 7月26日(金)~8月11日(日)>

パリオリンピックが現地時間26日(金)に開幕する。今大会で33回目となる夏季オリンピック競技大会はフランス・パリを中心に8月11日まで開催される。

パリでオリンピックが開催されるのは1900年、1924年に続き3回目。本大会では32競技329種目が実施され、開会式ではパリ中心部を流れるセーヌ川が舞台となる。

4年に一度開催される世界的なスポーツの祭典の開幕を前に、夏季オリンピックの日本選手メダリストをピックアップして当時を振り返ってみる。

夏季オリンピック 日本のメダル獲得数は?

まずは夏季オリンピックにおける日本のメダル獲得数はいくつでしょうか?

100?200?いやいや、そんなものではありません。日本がオリンピックに出場してから今年で112年になりますが、積み上げたメダルの数は何と「499個」。そう、パリの最初のメダルが記念すべき500個目となります。

では、日本のメダル第1号の種目は何だったでしょうか。水泳?陸上?意外にもテニスだったんです。

1920年のアントワープ(ベルギー)大会に出場した熊谷一弥(29歳)は、当時日本で主流だった軟式スタイルで世界を圧倒。決勝で惜しくも敗れましたが、銀メダルを獲得し歴史に名を刻みました。

それから8年後、今から96年前の1928年アムステルダム(オランダ)大会でついに悲願の金メダル第1号が生まれます。

種目は陸上・三段跳びで、快挙を達成したのは織田幹雄(23歳)。後に「日本陸上界の父」と呼ばれる人物です。

しかし、この時ハプニングが起こります。運営サイドは、アジア人が陸上競技で優勝するとは思っていなかったので、国旗の準備をしていなかった。

窮余の策として、選手が持ち込んでいた巨大な国旗を掲揚。その大きさは銀、銅の国の国旗を圧倒する大きさだった。

また、この大会で女性初のメダリストも誕生しました。

800メートル走で人見絹枝(21歳)が銀メダルを獲得。公式の競技会で800メートルを走ったのは何とこれが初めてだった。

有力視された100メートル走で決勝に進めなかったこともあり、ゴール後に失神するほどの激走でメダルを確保しました。

1936年のベルリン(ドイツ)大会では、意外な競技で初メダルを獲得しています。

スポーツではない競技 建築、文学、音楽、絵画、造形の5種目が行われ、日本は絵画部門で見事銅メダルを獲得しました。ちなみに芸術競技は1948年のロンドン(イギリス)大会を最後に廃止された。

また、ベルリン大会では女性初の金メダルが誕生。水泳200メートル平泳ぎの前畑秀子(22歳)。「前畑ガンバレ、前畑ガンバレ」。この実況、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

第2次世界大戦後、1952年のヘルシンキ(フィンランド)大会から再び参加した日本、戦後初の金メダルはレスリングの石井庄八(25歳)でした。

この大会から3大会で46個のメダルを獲得するなど実績を残し、いよいよ1964年自国開催の東京大会を迎える。

この記念すべき大会で通算100個目のメダルが生まれます。

その競技はレスリング。足首をねん挫しながら無敗で勝ち抜いた市口政光(24歳)の金メダルがちょうど100個目となりました。

18人総当たりで予選が行われる中、ポイントの関係で市口以外は決勝に進めないという異例の事態となり、何と不戦勝で金メダルが確定しました。

東京大会と言えば、「東洋の魔女」と呼ばれた女子バレーボールが有名です。

全勝で金メダルを獲得するのですが、ソ連との決勝戦はスポーツ中継で歴代1位の視聴率66.8%をマーク。この数字はいまだに破られていません。

この大会では歴代最多の29個のメダルを獲得し、大いに盛り上がった自国開催となりました。

さてこれだけのことを知っていれば、学校。職場、酒場などで崇められること間違いなし。


テレ東リアライブ編集部