高校生14人緊急搬送の激辛ポテトチップス 8年前、試したヒカキンが警告していた「罰ゲームとかで使っちゃダメ」
2024年7月16日午後1時ごろ、東京・大田区の都立六郷工科高等学校の生徒14人が、口や胃の痛みを訴えて救急搬送された。警視庁などによると、約30人の生徒たちは、この日午前中から校内で「激辛ポテトチップス」を食べていたという。
人気YouTuberのHIKAKIN(ヒカキン)さんも約8年前に、同商品を動画で食べて紹介していたことで注目を集めている。
粉末が指についただけで「ヒリヒリしてる」
「激辛ポテトチップス」は「18禁 カレーチップス」と呼ばれるもので、食べた生徒のうち1年生の女子13人と男子1人が体調不良を訴え救急搬送された。
販売元の磯山商事は、ホームページ上で「『ブート・ジョロキア』をふんだんに使用しているため、18歳未満の方は食べないでください」と告知している。
「ブート・ジョロキア」は、ハバネロのほぼ2倍の辛さで、2007年には『世界一辛いトウガラシ』とギネス認定された。
16年2月、ヒカキンさんは動画で同商品を食べて紹介した。カレーパウダーのパッケージを開け、粉末が指につくと「ヒリヒリしてる。指だよ、指。傷とかないっすよ」と驚いた様子だった。
「デスソースよりやばいかも」「胃がめっちゃ熱い」
ヒカキンさんは3枚ほど箸でチップスを口に入れた瞬間、悶絶した様子を見せた。「あああ」と辛そうな表情ですぐ飲み物を口に。声を出さず、苦悶の表情を浮かべていた。
しばらくして「これめっちゃやばい」「デスソースよりやばいかも」「胃がめっちゃ熱い」といい横たわった。
「生きてきた中で1、2を争う辛さです」といい、「罰ゲームとかで使っちゃダメ、絶対。喋れなくなる」と警告。「小さいの3枚食べただけでこのへん(編注:胃のあたり)がやばい。焼けている」とした。「あのパウダーは調味料と薬品の間ぐらいをいってるレベル」とコメント。3枚食べて「封印」した。
「本当にイタズラとかに使っちゃダメです。辛さを分かってて、罰ゲームとかでひとかけらだけ食べるとかかな? それ以外使い道なし」と再度忠告した。
この動画に対しては、ニュースが報道されてから次のようなコメントが寄せられている。
「ヒカキンのリアクションの信憑性が思わぬ形で上がってて草」
「何かある度ヒカキンが出てくるのすげぇや」
「ヒカキンの反応がオーバーリアクションではないことが証明された瞬間」
「食べた高校生が救急搬送されたって聞いてヒカキンの当時のリアクションが大袈裟じゃないことが分かった」
「8年前に身を挺して警鐘を鳴らしていたのですね」