おうちを片づけるには、ものを少なくするのがいちばんの早道。ですが、ライフオーガナイザーのお仕事で散らかったおうちを訪問することが多い下村志保美さんによると、「捨てられないから片づけられない! というお悩みはとても多い」とのこと。ここでは、おうちの中で見つけたら迷わずゴミ袋にポイしていいもの50個のリストをつくってくれました。

クローゼットで捨てていいもの10

片づけの基本は、まず不要なものを家の外に出すこと。「使える」「使う」を基準にすると捨てることは難しくなりますので、「今、使っている」を基準に決めていくと決断が早くなります。クローゼットで捨てていいものは以下になります。

【写真】キッチンで捨ててもいいものの代表格

1. ずっと片方しかないソックス
2. すぐ毛玉ができる服
3. やせたら着る服
4. 知り合いに見せたくない服
5. ボタンやファスナーがとめにくい服
6. 期限ぎれの防虫剤
7. 絡まって使いにくいハンガー
8. 多すぎる紙袋
9. 1年以上使ってないプチプラバッグ
10. どの洋服のものかわからない予備ボタン

キッチンで捨てていいもの10

キッチングッズは欠けていても、またフタがなくても使えるかもしれません。期限がきれている食品も、実際はおなかを壊すことはないかもしれません。

だけどそれらによって「片づけたいのに片づかない」という別の悩みが出てきているのであれば、手放して本当に使いたいもの、食べたいものをキッチンに置いた方が暮らしの質が上がります。

11. 欠けた食器
12. フタがない保存容器
13. 固まってしまっている調味料
14. 汚れが落ちないエコバッグ
15. いつもらったかわからないお土産の佃煮
16. 多すぎるレジ袋
17. 黒ずんだふきん、タオル
18. コンビニでもらったスプーンやフォーク、割り箸
19. お刺身についてきたワサビやしょうゆ
20. 1年以上使ってないゆで卵メーカーなどの便利グッズ

洗面所で捨てていいもの10

洗面所に置いてあるものは「なにかのときに使えるかも」というものが多いですが、一方で湿気もたまりやすい場所ですから、ものが多いとその分カビが生えやすくなります。本当に必要なものだけに厳選しましょう。

21. 1年以上前に開封した日焼け止め、虫除け
22. いつのものかわからないアメニティの歯ブラシ
23. 半年以上前のコスメの試供品
24. 使いにくいアイシャドウ
25. 1年以上使っていない美顔器
26. 使いこなせなかったエコ洗剤
27. いつか詰め替えるかもしれない柔軟剤のボトル
28. 家族の人数×3枚以上のタオル
29. だれも使わない固形せっけん
30. さびたヘアピン

リビングで捨てていいもの10

家族みんなのものが集まるリビングは捨て候補も集まりやすい場所です。だからこそ定期的に見直して「使えるけど使わないもの」をどんどん追い出していきましょう。

31. 1色だけインクの出ない多色ボールペン
32. ベタベタしているセロハンテープ
33. 切れ味の悪いハサミやカッター
34. 用途がわからないリモコンや充電器
35. 本体がないものの取扱説明書
36. 期限のきれたクーポン
37. 期限ぎれのカタログ
38. 印字が読めないレシート
39. 折れたり黄ばんだりしているメモ用紙
40. 使えるけど使わない付箋

玄関・ベランダで捨てていいもの10

傘や、植木鉢、すだれ、つっぱり棒など捨てようと思っても捨てにくいものが集まりやすい場所です。処分の方法に関しては自治体のサイトを確認すれば丁寧に書かれていることが多いですし、それでもわからなければ電話などで問い合わせると丁寧に教えてもらえます。

41. 外出先で絶対痛くなる靴
42. ヨレヨレで恥ずかしい客用スリッパ
43. 本体がない折り畳み傘の袋
44. 過剰な量のビニール傘
45. 1年以上使ってないシューケアグッズ
46. 枯れてしまった植木、植木鉢
47. 割れそうな洗濯バサミ
48. 一度使っただけのアウトドア用品
49. ぼろぼろになた日除け、すだれ
50. 捨て方がわからない大きめの収納用品

50個の即捨てリストですっきりした暮らしを

家にありがちですが、捨てても困らないもの、捨てるとすっきりするものを50個挙げました。即捨てリストにある50個のいらないものがなくなると、おうちがすっきり、格段に片づきます。

捨てるときは心が痛みますが、その痛みは今後の衝動買いを抑えてくれるいちばんのお薬です。勇気を出して挑戦してみてください。