16年の東京大賞典を誘導するセイントメモリー(撮影:高橋正和)

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 大井競馬場で誘導馬として活躍してきたセイントメモリー(セ17)が5日、蹄葉炎のため死亡した。TCK特別区競馬組合が同日に発表した。

 同馬は父アフリート、母ソラーティカ、母の父Haloの血統。叔父に99年の北九州記念を制したエイシンビンセンスがいる。

 09年に大井の月岡健二厩舎からデビュー。下級条件からコンスタントに白星を積み上げ、13年の京成盃グランドマイラーズで初タイトルを獲得すると、サンタアニタT、テレ玉杯オーバルスプリントと重賞3連勝を飾り、同年のNARグランプリ4歳以上最優秀牡馬に選ばれた。

 14年にはサンタアニタTを連覇。さらに同年のマイルグランプリ、15年のフジノウェーブ記念を制すなど、南関東の1400m~マイル路線で一時代を築いた。9歳夏をもって現役を退き、その後は大井競馬場で誘導馬として活躍。多くのファンから愛された。現役時代は49戦17勝(うち重賞6勝)。

 東京シティ競馬(TCK)ではセイントメモリーを追悼するため、7月8日(月)から12日(金)まで場内に献花台を設置する。

【献花台の設置】
実施日:7月8日(月)~12日(金)
時間:開門~最終レース発走まで
場所:G-FRONT 1階総合サービスカウンター前

(TCK特別区競馬組合のリリースより)