マーキュリーCに出走を予定しているテンカハル(撮影:井内利彰)

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 今週のプロキオンSに登録していたテンカハル(栗東・矢作芳人厩舎)だが、次走は7月15日(月・祝)、盛岡競馬場のダート2000mで行われるマーキュリーCを予定。今朝4日は、レースに向けた追い切りを行っている。

 CWへ正面から入場して、ジーベック、ミッキーストライクの2頭を引き連れて先行。6F区間から15秒のラップを刻んでいき、それなりのペースを演出していく。3コーナー手前で少し速くなったペースを3コーナーで少し落とすなど、折り合い自在なところを見せて後ろを引っ張っていく。

 4コーナーから最後の直線に向いて、後ろを待つ余裕もあったが、後続が直線に向いてスピードに乗ると、瞬発力の差でラスト1F標識では置かれてしまう。結局、ゴールでは最遅となったが、手応え自体にはまだ余裕があったように見える。

 時計は6F82.2~5F67.2~4F52.7~3F37.6~2F23.9~1F11.9秒。最後の直線もラップ自体は加速しており、速い脚を欠いただけ。このあたりが実戦でもウィークポイントになっているのかも知れないが、調子自体は決して悪い印象はない。

(取材・文:井内利彰)