“栗毛の古豪”に復調の兆しあり!? 4年前重賞制覇の「夏の福島」で復活を狙う
夏の福島で復活なるか。古豪バビット(牡7、栗東・浜田多実雄厩舎)が七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)で4年ぶりの重賞制覇を狙う。
バビットは父ナカヤマフェスタ、母アートリョウコ、母の父タイキシャトルの血統。ノースフライトで知られる北海道・浦河の大北牧場の生産馬。伯父のダンツホウテイはオープンを2勝、重賞でも2着2回の実績がある。
ここまで18戦4勝。3歳時に未勝利、早苗賞、ラジオNIKKEI賞と3連勝で初タイトルを獲得。さらにセントライト記念でもサトノフラッグ、ガロアクリークといった強豪を倒し、重賞連勝を果たした。しかし、続く菊花賞でコントレイルの10着と大敗すると、そこから12連敗中。今年の京都記念では3年5カ月ぶりの馬券圏内となる3着に健闘したが、その後は福島民報杯が16着、鳴尾記念が7着。完全復活には至っていない。
今回の舞台はラジオNIKKEI賞で重賞初制覇を果たした「夏の福島」だ。同型のセイウンプラチナとの兼ね合いがカギだが、実績では一枚上。メンバー中唯一の重賞2勝馬として意地の走りを見せてほしい。