プロキオンS史上初の快挙なるか 雲取賞覇者が厩舎に8年ぶり重賞タイトルを届ける
レース史上初の3歳馬Vなるか。雲取賞覇者のブルーサン(牡3、栗東・川村禎彦厩舎)が、プロキオンステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)でJRA重賞初制覇を狙う。
ブルーサンは父モーニン、母グッドレインボー、母の父ステイゴールドの血統。曾祖母のナギサは99年の京都牝馬特別の2着馬。叔父のリュウノユキナは21年の東京スプリント、クラスターC、23年の東京スプリントを制している。
ここまで11戦3勝。3走前の雲取賞で重賞初制覇。続く羽田盃では逃げられず最下位の8着に終わったが、続く前走の鳳雛Sでは2着に踏ん張った。これまでダートでハナを切った時は6戦3勝、2着3回の連対率100%だから頼もしい。今回はバスラットレオンやレガーメペスカとの兼ね合いがカギとなるが、自分の形になればチャンスがあるだろう。
96年にプロキオンSが重賞になって以降、3歳馬は7頭が参戦。08年のシルクビッグタイムの5着が最高着順で、7頭中6頭が人気以下の着順に終わっている。年齢の壁を乗り越え、厩舎に16年の平安Sのアスカノロマン以来、8年ぶりとなるJRA重賞タイトルを届けることができるか。まずは持ち前の果敢な逃げを見せてほしい。