北海道苫小牧で行われるセレクトセールの様子(撮影:田中哲実)

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 いよいよ「セレクトセール2024」が来週に迫ってきた。そこで今回はセールで高額取引が予想される馬を紹介する。きのうの1歳に続き、きょうは当歳だ。

 ノーザンファーム生産馬のリザーブ価格を見ると、364番・セリエンホルデの2024(牡、父キタサンブラック)、408番・ジョイカネラの2024(牡、父コントレイル)が7000万円でトップだ。前者の半兄は21年のNHKマイルCを制したシュネルマイスター。現1歳の半兄(父エピファネイア)は昨年の当歳で3億円(税抜、以下同)の高値となっている。一方の後者は母がアルゼンチンの3歳牝馬チャンピオン。初仔で半姉のカネラフィーナ(父Frankel)は(有)シルクレーシングの所有馬で、手塚貴久厩舎からデビュー予定となっている。

 また、牝馬の最高価格は401番・ドリームアンドドゥの2024(父キタサンブラック)の6000万円。母は20年の仏1000ギニーの勝ち馬。初仔で半姉のエンスエーニョ(父Frankel)は(有)サンデーレーシングの所有馬で、斉藤崇史厩舎からのデビューを予定している。

 その他では名馬フライトライン(Flightline)の初年度産駒となる419番・タングリトナの2024(牡)、兄姉のうち3頭がセレクトセールで億超えとなっている386番・カレドニアロードの2024(牡、父コントレイル)、きょうだいにダノンベルーガやボンドガールがいる357番・コーステッドの2024(牝、父サートゥルナーリア)に注目したい。