警官という立場にありながら、だ(大阪府警本部)/(C)共同通信社

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「ワレ、ワシの言うこと聞かれへんのか!」

秋田・鹿角市の地元消防隊員が遭難者を捜索中…制服姿のまま「旬のタケノコ採り」をしていた

 57歳の巡査部長は、親子ほど年の離れた30代の巡査長に頭突きを食らわせ、ホルスターから回転式拳銃を抜いてこうスゴんだという。

 大阪府警は19日、部下に拳銃をちらつかせ、脅したとして、平野署地域課に勤務する男性巡査部長を銃刀法違反(加重所持)や暴行などの疑いで書類送検した。巡査部長は停職6カ月の懲戒処分を受け、同日付で依願退職した。

 巡査部長は今年3月下旬、平野署管轄内の交番で部下の30代巡査長の態度にブチギレ、頭突きを食らわせ、実弾入りの拳銃に手を掛けた。その様子を目撃した別の警官が「職員同士のトラブルがあった」と上司に報告し、事件が発覚した。

「巡査部長は部下のふてくされたような態度を見て、何やおまえみたいな感じでカチンときたようや。部下の頭を持って額にガツンとやった。巡査部長は親分肌的なところがあって、自分になびかんヤツは許されへんかったようや。ソリが合うもんとは関係はええんやけど、アカンやつは受けつけへん。トラブルメーカーいうわけではなく、なかには巡査部長のことを慕い、頼っとった部下もおった」(府警関係者)

■スマホで自撮り

 暴行事件の報告を受け、府警監察官室が巡査部長の私用のスマホを解析したところ、昨年2月、警ら連絡所(旧交番)で別の部下の背中に向け、拳銃の銃口を向けている動画が見つかった。巡査部長は左手でスマホを持ち、右手で拳銃を構え、撮影していた。

「背後から銃口を向けとっただけやから、相手は何も気づいてへんかった。<コラ>とかも言うてへんかったから、脅しにもなってなかった。自分のストレスを発散するためだけにやったようや。本人も撮影したこと自体、忘れとった」(前出の府警関係者)

 いい年こいたオッサンが大人げないが、警官という立場にありながら、部下にキレるたびに拳銃をチラつかせるとはシャレにならない。