プラダリア(c)netkiba

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 6月23日(日)に京都競馬場で行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。今年も好メンバーが集った「春のグランプリ」で、プラダリア(牡5、栗東・池添学)に騎乗する池添謙一騎手が最多タイの4勝目を狙う。

 タッグを組むプラダリアは、父ディープインパクト、母シャッセロール、母の父クロフネの血統。22年10月に中京競馬場でデビューを迎え、翌年3月に3戦目で初勝利を挙げる。続く青葉賞で重賞初制覇を決め、その後もダービー5着、神戸新聞杯8着、菊花賞7着とまずまずの結果を残して3歳シーズンを終えた。

 古馬になってからは中距離重賞に挑戦を続け、昨秋の京都大賞典を制したほか、今年2月には京都記念を制覇。これまでGI勝ちは無いが、前走の大阪杯も0.4秒差6着と健闘しており、得意な京都でGIタイトルを目指す。通算成績は16戦4勝(うち重賞3勝)。

 池添騎手はビッグレースにめっぽう強く、“グランプリ男”や“お祭り男”などと称されるが、宝塚記念でも05年にスイープトウショウで勝利を挙げるなど、【3-2-2-9】と素晴らしい成績を残している。同レースで3勝以上挙げている騎手は、ほかに武豊騎手(4勝)のみ。今年、プラダリアと白星を飾れば、最多タイ記録となる。

 振り返れば父ディープが宝塚記念を制したのも京都2200m。プラダリア自身が同舞台の京都記念を制しているように、血統的にも今年は千載一遇のチャンスだ。16戦のうち13戦でコンビを組んできた「相棒」とともに快挙を狙う。