一昨年覇者タイトルホルダーは2番手から押し切り(c)netkeiba

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 京都競馬場で6月23日(日)に行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。今週末に迫った“上半期のグランプリ”で、好成績を残している脚質とは。グレード制が導入された84年以降のデータをもとに分析してみた。

 昨年までの40回のうち、京都で行われた91年、95年、06年を除いた計37回の脚質を分析してみると以下の通り。

84年以降の阪神開催のみ
後ろの%は3着以内に占める割合
■逃げ 4勝、2着2回、3着6回【10.8%】
■先行 20勝、2着20回、3着12回【46.9%】
■差し 11勝、2着4回、3着15回【27.0%】
■追込 1勝、2着10回、3着3回【12.6%】
■捲り 1勝、2着1回、3着1回【2.7%】

 先行馬が20勝で、3着以内に入った馬のおよそ半数を占めている。昨年は前崩れで後方待機馬が上位を独占したが、22年はタイトルホルダーが2番手から押し切り、2着ヒシイグアス、3着デアリングタクトは中団からの差し。21年はクロノジェネシスが4番手から抜け出し、2着にユニコーンライオンが逃げ粘り、2番手追走のレイパパレが3着だった。内回りで直線が短いコースでもあり、追込馬には厳しいコースのようだ。

 ただし今年は京都芝2200mが舞台。同条件で行われた91年、95年、06年のデータは以下の通り。

■逃げ 0勝、2着0回、3着1回【11.1%】
■先行 2勝、2着2回、3着1回【55.6%】
■差し 1勝、2着1回、3着1回【33.3%】
■追込 0勝、2着0回、3着0回【0,0%】
■捲り 0勝、2着0回、3着0回【0.0%】

 グレード制導入以降、過去3回しか行われていないためサンプルは少ないが、やはり先行馬が好成績。京都に舞台が替わっても、注目は前々で運べる馬になりそうだ。