ローシャムパーク(撮影:下野雄規)

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 京都競馬場で6月23日(日)に行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。今年も好メンバーが集まった“春のグランプリ”で、ローシャムパーク(牡5、美浦・田中博康厩舎)がエアグルーヴ一族の悲願に挑む。

 同馬は父ハービンジャー、母レネットグルーヴ、母の父キングカメハメハの血統。4代母はダイナカールで、一族にルーラーシップやドゥラメンテなど活躍馬が多数いる。

 21年9月に新潟競馬場でデビュー。翌年2月に3戦目で初勝利を挙げると、コンスタントに白星を積み重ね、23年5月のむらさき賞を制してOP入りを果たす。昇級初戦の函館記念で初タイトルを獲得すると、続くオールカマーではタイトルホルダーを撃破。香港C(香G1)は8着だったが、大阪杯は2着と巻き返した。通算成績は12戦6勝(うち重賞2勝)。

 今回は自身のGI初制覇はもちろんのこと、エアグルーヴ一族で初の宝塚記念制覇がかかる一戦だ。エアグルーヴ自身も98年に3着。また、ルーラーシップが12年に2着、ドゥラメンテが16年に2着と好走歴は多いものの、戴冠には手が届いていない。前走の大阪杯は惜しくもクビ差2着だったが、さらなる上積みを見せて悲願なるか。