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ディズニー&ピクサー代表作の一つである『モンスターズ・インク』(2001)の続編映画の可能性について、同作で監督を務めたピート・ドクターが口を開いた。今ではピクサー・アニメーション・スタジオ最高クリエイティブ責任者(COO)としてピクサー作品全体の指揮官を務めるドクターの考えとは……?

様々な姿形のモンスターが共存するモンスター・ワールドを舞台とする『モンスターズ・インク』は世界的ヒットを記録しただけでなく、アカデミー賞長編アニメ映画賞や作曲賞などに輝いた。2013年には前日譚映画『モンスターズ・ユニバーシティ』、2021年からは『モンスターズ・インク』のその後を描くアニメシリーズ「モンスターズ・ワーク」が製作されたが、映画での直接的な続編は実現していない。

そんな中、『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督が続編映画について米で言及。「私たちは長い間、続編のアイデアを探し続けてきました」とした上で、「実際に着手できるようなものは見つかっていません」と現時点では企画が存在していないことを明らかにした。

2019年よりピクサー・アニメーション・スタジオのCOOに就任しているドクターは、クリエイティブの旗振り役として、オリジナルの物語を生み出していくことを大切にしてきた。一方で続編製作も、コロナ禍を機に映画興行が不振に苛まれてきたスタジオの現状を打破するために、ドクターがこと。以前、「続編であれば、“観たことがあるし、好きだと分かっている”と思ってもらえます」とその重要性を語っていた。

作品をシリーズ化することについて、ドクターは「何よりもまず私たち自身が、価値があると思うものを見つけなければいけません。それに観客が反応してくれるようなものでなければいけません」と話す。「まだ見つけられていません」と強調するドクターだが、シリーズ化については「全て」に可能性があると明言した。

ちなみに、2014年の大ヒット作『インサイド・ヘッド』の続編にしてディズニー&ピクサー最新作となる『インサイド・ヘッド2』は、2024年最大のオープニング成績を。同社にとっても続編への需要が改めて証明された形だが、今後の動向からは目が離せない。

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