Image: TinyPod

今年早くも話題と期待と落胆を得たガジェットといえば、次世代のスマホ代替品になるかもといわれるAI端末。Humane AI PinやRabbt R1がそれです。ですが、実際触ってみると、初代モデルなこともあってどうも想像してたものと違う、使えないと酷評されてしまいました。時代がまだ追いついてないのか、技術が不完全なのか…。

足りない何かを模索する次世代端末を横目に追い抜こうとしている存在がいます。その名は「TinyPod」。これ、AI端末じゃないんです。単なるApple Watchケースなんです。

どこか懐かしいホイール

Apple WatchケースのTinyPodは、Apple Watchの一番イラっとくるところを解消するケース。Apple WatchのDigital Crownのことですよ。ちまっとしたあの竜頭を回すのにイライラする人、少なくないのかも。Galaxy Watch6 Classicで回転ベゼル復活が絶賛されたのも、その使いやすさから。

サムスンの新作スマートウォッチ「Galaxy Watch6」シリーズ。回転ベゼルが復活したClassicがいい感じ

TinyPodケースにApple Watchの盤面を入れたら、あとは大きなホイールで操作が可能。iPod miniを彷彿させるデザインですね。

ケースに入れてもApple WatchはApple Watchなので、スマホ代わりとはいきませんし、Rabbit R1やHumane AI Pinが目指したものとは若干異なりますが、スタートとしてはこっちの方が成功している気がします…。仰々しくないのもよし。

時計として手首につけないことで、一部機能は制限されるかもしれませんが、その分ポケットやカラビナでカバンにつけたり、携帯スタイルという点では自由度アップ。

たかがケースが大化けも?

Google (グーグル)、Microsoft(マイクロソフト)、OpenAIが続々とAI強化を進め、ハード面でもAI端末が注目を集めています。来週開催されるAppleのデベロッパカンファレンスWWDCでは、AI関連の発表に大きな期待がかかっています。AppleとOpenAIがタッグを組んで、ChatGPTをApple端末に搭載するという噂も聞こえています。

今年、少なくとも近い将来、Apple WatchにもなにかしらのAI強化がされるとなれば、たかがケース、されどケース。UIをシンプルに使いやすくすることが、複雑なRabbit R1やHumane AI Pinの構想を出し抜くことになるかもしれません。

とはいえ、このTinyPodケースも今夏リリースという以外、詳細はわかっていないのですけれど。

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Source: TinyPod