「SHOGUN 将軍」について語り合った真田広之&田村淳
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 真田広之が主演&プロデューサーを務めたハリウッド制作ドラマ「SHOGUN 将軍」の配信を記念して、城好き・時代劇好きとしても知られる田村淳(ロンドンブーツ1号2号)と真田の対談映像が公開された。

 田村は、数々のバラエティー番組でMCとして活躍をする傍ら、2006年放送のNHK大河ドラマ「功名が辻」に中村一氏役で出演。城マニアという趣味がきっかけで「おしろツアーズ 絶対行きたくなる!おもしろ名城旅」のMCにも抜てきされるなど、戦国時代好きのイメージが定着している。

 真田と対面した田村は、「一気に引き込まれまして。歴史が好きな僕が、その将軍像ってどういうものかみたいなことを考えながら観られた」と口火を切ると、「僕はどちらかというと時代劇とか戦国時代もたくさん観てきてて、『SHOGUN 将軍』をこの規模でこういうふうに描いてくれて『ありがとう』と思いました」と作品の魅力を語る。自身のマネージャーも一緒に鑑賞したといい、「一緒に観たときにどのぐらいハマってくれるんだろうと思ったら、『すごい面白い』と。今まで時代劇に興味なかった人でも引き込まれる作品になってるなと思った」と今まで時代劇に親しみがなかった人でもハマる要素があると語った。

 真田は本作を制作する際、時代劇ファンに馴染みのある昔ながらの作り方や、若い世代を意識した現代的な作り方はせずに「今回は、流行やすたりとかトレンドな表現を一切省いて、王道でいこう」と意識したという。「(王道を行くことで)世界中のお客さんに理解しやすく、そして楽しんでもらう、日本文化を垣間見てもらうと同時に、日本の時代劇通の人にも納得してもらえる、その両方を網羅したいというのが、プロダクションの狙いになった」

 田村がドラマで印象深いシーンとして、真田ふんする戦国武将・吉井虎永とその腹心である戸田広松(西岡徳馬)のとあるシーンについて触れると、真田は「もうまさに西岡さんはあのシーンのためにこの役を引き受けと言って過言ではないんです。やはりどうしても侍魂を世界に発信し、見せたいっていう思いがあのシーンにこもってます」と戦友とだからこそ作り上げることができたと自信をのぞかせる。田村も「『これが将軍の苦しみか』みたいなのが、もう真田さんの表情から受け取れて。それを汲み取る西岡さん、広松の想いみたいなそこのシーンをぜひ皆さんにも見てもらいたい」とアピールした。

 本作は真田の意向もあり、日本から時代劇のプロを招集し、一切の妥協を許さずに制作された。劇中には、ハリウッド流ともいえる大規模なセットを駆使して撮影されたシーンもあったという。真田は「CGになるだろうと思ったら、丸々嵐の中で揺れる船を実寸大で作って空中に浮かして、もうガンガン動かすんですよ。そこに実際の役者やエキストラを入れちゃって上からこのウォータータンクでドーンって。実際に水を流して。もうまさにディズニーランドのアトラクションかよって(笑)。みんな命がけでカメラマンも、命綱をつけて、ハンディカメラで追っかけて……」と身振り手振りを交えて説明。田村も「港町、日本の小さな港町も結構な尺を使って、しかもあそこに大きな船があってっていう。何げないけど、いままでこんなに贅沢に一つの町を撮ったって、僕はあんまり記憶にないんですけど。あれがあるからこういう空気感のところで起こっている話なのかっていうのが、没入できたっていうのはすごい新鮮」と没入感ある世界観に圧倒された様子を見せた。(編集部・倉本拓弥)

「SHOGUN 将軍」ディズニープラスの「スター」にて独占配信中