非常食や防災食を備えている?

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 ぐるなび(東京都千代田区)が運営する、世の中のトレンドに合わせて食に関するさまざまな調査を実施している「ぐるなびリサーチ部」が、「非常食や防災食」についての調査を行い、結果を紹介しています。

 調査は、2月2〜4日にかけて、石川県を除く全国の20〜60代の「ぐるなび会員」1000人を対象に、インターネットアンケートで実施されました。

 まず、住んでいる地域で、地震や豪雨、噴火などの自然災害が起こることを心配しているかを聞いたところ、「まあまあ心配している」が54.8%、「かなり心配している」が19.9%と、計74.7%の人が心配していると判明したということです。

 次に、「非常食・防災食」を常備しているかと質問すると、「常備している」の回答者が35.3%でした。また、非常食として常備しているものを聞いたところ、3位が「レトルト食品」で61.8%、2位が「缶詰」で69.1%、1位はが「飲料水」で80.7%という結果になっています。

 そして、非常食を選ぶ際に重視している点についてでは、3位が「普段食べても良いもの」で44.8%、2位が「調理が不要または簡単」で62.0%、1位が「日持ち」で80.5%でした。

 さらに、「常備している非常食の消費期限を把握していますか」と質問しています。「全てを把握している」人は8.5%で、59.2%の人が「だいたい把握している」と回答していました。

「常備している非常食の量は何日分くらいですか」という質問では、「3〜5日分」が47.6%と、最も多い回答になったということです。

 同調査では、普段から少し多めに食材や加工品を購入しておき、使った分だけ新たに買い足すことで、常に一定量の食材を備蓄する「ローリングストック」を行っているかも聞いており、「実践している」が23.0%という結果でした。

 同社は、調査結果を受けて、「普段の食品を多めに買い置きすることで始められる『ローリングストック』であれば、気軽に始められて消費期限の課題も解決できるかもしれません。ぜひ、皆さんも非常食だけではなく、日常の中に備蓄食料を取り入れる『ローリングストック』を今日から始めてみてはいかがでしょう」とコメントしています。