そして大久保波留は「『Kstyle PARTY』、K-POPのイベントということで、やっぱり特別なものが必要ですよね、皆さん? ということで、今回僕たちはカバー曲を準備してきました!」と伝え、注目を集めた。そうして披露されたのは、Mnetのサバイバル番組「BOYS PLANET」のアーティストバトルで披露された人気曲「Say My Name」。番組を通じてデビューメンバーに選ばれ、現在ZEROBASEONEとして活動しているソン・ハンビン、キム・ジウン、ソク・マシュー、ハン・ユジン、そして番組出演者とEVNNEのメンバーとして活動中のユ・スンオンが披露した楽曲を、DXTEENバージョンでカバーした。

番組が終わっても愛され続けている楽曲のサプライズ公開であったため、音楽がかかると同時に会場は歓声に包まれた。6人は緩急のある振付をそれぞれのカラーで表現し、終盤の一人ずつ名前を呼ぶパートは、DXTEENのメンバーの名前に変えて呼び合った。「『Kstyle PARTY』、まだまだ楽しんでいきましょう!」という言葉で始まった「Sail Away」では、それぞれ散らばってステージの端に立ち、観客とアイコンタクト。メンバーが「一緒にお願いします!」と呼びかけると、観客はそれに応じて一緒に手をたたいて楽しんだ。さらに「Dive」では、「皆さんの近くに行きます!」と花道へ。近い距離でファンとコミュニケーションをとった。

ここまで披露した後、彼らはデビュー前に韓国で1年ほど練習生生活を送った経験があり、K-POPイベントに出演できたことが本当に嬉しいと喜びを語った。さらに寺尾香信は「僕たちは活動を始めて1年くらいになったのですが、いろいろなイベントに出させていただきました。初のワンマンツアーも決定したので、ライブにもお越しいただき、またお会いできたらと思います!」と伝えた。ここで大久保波留が「『Kstyle PARTY』、楽しんでいますか? もっともっと! ソリチルロ〜(叫べ)!」とテンションを再びアップさせ、「Kstyle?」「PARTY!」「K?」「style PARTY!」「Kstyle PAR?」「TY!」と、観客との即興の掛け合いもバッチリ。

「Stars」ではメンバーたちの額に汗が光っていたが、終盤にもかかわらず、パフォーマンスはますますパワフルになっているように感じられた。そしてラストは、今年リリースされた最新曲「Snowin'」。軽快な音楽とどこか切なさを感じさせる歌声、DXTEENの強みでもあるぴったり揃ったダンスまでが合わさったステージが、視線を釘付けにした。合同コンサートでありながら、計8曲のステージと愉快なトークで強い印象を残し、次世代ボーイズグループとしての今後の活躍を期待させた。

続いて、様々なコンセプトをこなしているガールズグループWeeeklyが登場。1曲目はまるでミュージカルを観ているような楽しさを与えてくれるデビュー曲「Tag Me」。早いスピードで展開されるパフォーマンスと可愛らしい表情の連続ですぐに観客の心を掴んだ。「こんばんは〜!」と全員が日本語で挨拶すると、マンデーは「私たちが1年ぶりに同じステージで公演をすることになりました。その時は歓声をあげてはいけなかったのですが、もう可能ですよね。それでは皆さん、歓声をあげていきましょう!」と流暢な日本語で呼びかけた。

またパク・ソウンは「マンデーが言ったように、1年ぶりにまたこのステージに立ちました。当時、私たちは米津玄師さんの『Lemon』を歌ったのですが、皆さんの反応がすごく良くて、ファンの皆さんも喜んでくれたので、ここでワンコーラスだけ歌ってみようと思います」と嬉しいプレゼントが。メンバーたちがアカペラで美しいハーモニーを奏でると、観客は手拍子をしながら聞き入り、拍手を送った。