●PCIスロット搭載の"新型"マザーボードが登場

PCIスロットは不滅? 搭載マザーが発売

GIGABYTEの「B760M D3H」は、レガシー対応が特徴のIntel B760チップセット搭載microATXマザーボード 。PCIスロット、VGA出力端子、PS/2コネクタ、COM&LPTピンヘッダなどを備えており、最新のシステムで古い周辺機器を使い続けたい場合に、貴重な選択肢となるだろう。microATXながら、デュアルLAN(2.5GbE+GbE)も搭載。価格は26,000円前後だ。

GIGABYTEの「B760M D3H」。M.2は2スロット搭載するなど、基本性能も高い

インタフェースは新旧が混在。映像出力は、VGA、HDMI、DisplayPortとなる

2スロット厚のRTX 4070 Ti SUPERカード

ELSAの「GeForce RTX 4070 Ti SUPER S.A.C」は、デュアルファンのコンパクトなGeForce RTX 4070 Ti SUPERグラフィックスカード。クーラーは2スロット厚/全長25cmと、小さめのケースでも使いやすい。価格は163,500円前後。下位モデルとして「GeForce RTX 4070 SUPER S.A.C」もあり、こちらは122,000円前後だ。

ELSAの「GeForce RTX 4070 Ti SUPER S.A.C」。LEDは非搭載で、シンプルだ

Inno3Dと共同開発した「S.A.C 5」クーラーは、新型の9cmファンを採用した

ロープロでオールホワイトなRTX 3050

玄人志向の「GK-RTX3050-E6GB/WHITE/LP」は、ロープロ仕様のGeForce RTX 3050グラフィックスカード。ロープロでは珍しいホワイトモデルになっており、カラーにこだわりたい場合にも良いだろう。カードは2スロット厚で、全長は169mm。映像出力は、DisplayPortとHDMIをそれぞれデュアル搭載する。価格は32,000円前後だ。

玄人志向の「GK-RTX3050-E6GB/WHITE/LP」。ファンのほか基板までホワイト

ロープロ用のブラケットが付属。映像出力は4端子あって、使いやすい

●カラクラ? な小型Ryzen PCは値段も手ごろ

あの定番CPUクーラーに第6世代モデル

サイズの定番CPUクーラー「MUGEN」(無限)に、最新モデル「MUGEN6」が登場した。静圧重視の新型12cmファン「Wonder Tornado 120 PWM」を採用。ベースプレートの位置をオフセットすることで、グラフィックスカードとの干渉も抑えた。価格は6,000円前後。デュアルファンでヒートシンクが黒い「Black Edition」もあり、こちらは7,000円前後。

サイズの「MUGEN6」。表面積重視の大型ヒートシンクを採用している

従来モデルとの比較。ベースプレートの位置が横にズレているのが分かる

こちらは「MUGEN6 Black Edition」。フィンやヒートパイプが黒い

デュアルファンで冷却性能を強化。ファン回転数は350〜2,000rpmだ

コスパ抜群のピラーレスケースが2種類

Antecの「Constellation C8」は、ピラーレス仕様のフルタワーケース。冷却も重視し、右サイドにはメッシュパネルを採用、ケース内には12cmファンを最大10個搭載できる。標準でファンは付属せず、別途用意する必要があるが、好きなファンを選びたい場合には良いだろう。カラーはブラックとホワイトの2色で、価格は18,000円前後。

Antecの「Constellation C8」。強化ガラスにはネジ穴も無く綺麗な外観

右サイドはメッシュパネル。36cmラジエータを搭載することも可能だ

また「CX200M RGB Elite」は、ピラーレス仕様のmicroATXケースだ。コンパクトながら、33cmまでのグラフィックスカードに対応。ライティング制御には非対応なものの、RGBファンが標準で5個も付属するのは嬉しいところだ。それでいて8,000円前後という価格は安く、コスパが非常に良いと言えるだろう。

「CX200M RGB Elite」。microATXケースとしては貴重なピラーレスモデルだ

RGBファンが5個も付属。ボトム側のファン2個は、吸気仕様になっている

4スロット厚VGA対応のmicroATXケース

SilverStoneの「SUGO 17」は、拡張性に優れたmicroATXケースだ。26.1リットルのコンパクトなボディには、最長40cm、4スロット厚のグラフィックスカードが収納可能。ファンは最大11個(12cm×7、8cm×4)まで搭載可能で、CPUとGPUをそれぞれしっかり冷却できる。カラーはブラックとホワイトが用意され、価格は40,500円前後。

SilverStoneの「SUGO 17」。本体サイズは、202(W)×286(H)×451(D)mmとなる

グラフィックスカードは4スロット厚に対応。ハイエンドGPUでも利用できる

レトロデザインの超小型Ryzen搭載PC

AYANEOの「Retro Mini PC AM01」は、どこかで見たような懐かしいデザインの超小型PC。幅はわずか13.2cmのコンパクトなボディに、有線LAN、HDMI、DisplayPortなどを備える。ツクモでの価格は、8コアのRyzen 7 5700U/32GBモデルが58,350円、同16GBモデルが53,850円、2コアのRyzen 3 3200U/16GBモデルが38,850円。

AYANEOの「Retro Mini PC AM01」。黒い部分はディスプレイではなく飾りだ

超小型PCながらインタフェースは充実。USBは前方に1つ、後方に4つ備える

直挿しタイプのM.2 NVMe SSD→USB変換

タイムリーの「UD-M2IN」は、M.2 NVMe SSDを直接挿すだけで外付けUSBドライブとして利用できるアダプタだ。USB3.2(Gen2)に対応しており、データ転送速度は最大1,000MB/s程度と高速。手軽な反面、SSDの基板がむき出しになるため、接触等には注意が必要だが、TVレコーダーやPS5での利用も可能だという。価格は3,000円前後。

タイムリーの「UD-M2IN」。本体ケーブルの形状はUSBタイプCだ

M.2 NVMe SSDはM keyまたはB&M keyに対応。挿すだけで簡単に使える