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 土曜夕方よりブンデスリーガでは、ここまで無敗で首位にたつバイヤー・レバークーゼンが、絶対王者バイエルン・ミュンヘンをホームで迎え撃つことになるが、果たしてそこでは主将マヌエル・ノイアー、そして中盤の要であるジョシュア・キミヒと対峙することになるのだろうか?試合前日の記者会見にてトーマス・トゥヘル監督は、2人の現状について報告。

 膝に軽度の問題を抱えていた前者は木曜にはランニングメニューをこなし。そしてキッカーが報じていたように本日金曜にはGKトレーニングをこなしたことを指揮官も認めている。ただし昨秋に複雑な足の骨折から復帰した経緯もあり「マヌには明日の5時まで猶予を与えるよ」とコメント。仮に欠場という判断になれば「スウェン・ウルライヒが控えている」とも語った。

 また肩の負傷を抱えていたジョシュア・キミヒや筋肉系の問題を克服したダヨ・ウパメカノ、そしてアジア杯から帰還したキム・ミンジェらは復帰の見通しとなっており、「いずれもトレーニングに復帰しており、そこでのシグナルは明確だ。まぁジョシュの場合は片腕だけの問題で、状態は非常に良いものがある。ダヨも闘志に満ちており精神面での成長を感じさせるね」と評価。ただ当然ながら起用法については手の内を明かそうとはしていない。

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レンタル先で苦境に立つスタニシッチとの再会

 その一方でレバークーゼンではおそらく特別な面持ちで臨んでいるであろう、昨夏よりレンタルでバイエルンからレバークーゼンに加入中のヨシプ・スタニシッチについては、年明けから4試合全てで先発しているとはいえ恐らく、この試合ではベンチスタートという事になるだろう。

 アジア杯からタプソバが復帰。さらにコスヌも戻ってくる状況は、この離脱期間で十分にアピールできなかった(kicker採点平均3.75)スタニシッチには暗雲という他ない。そんな事には目も暮れず定位置争いに集中すべきとはいえ、逆にこの状況を利用したインカピエの存在はそれに追い討ちをかけるものだ。

 しかも所属先であるバイエルンは今冬に守備陣を補強。レンタル終了後の居場所にさえ暗雲が立ち込めている。それでも別の言い方をするならば、昨季の出場試合数よりも伸ばすことには成功したという点においては、スタニシッチとって今回のレンタルには一定の評価を下すことはできるだろうが。