「体は女子ですが、学ランを着て登校しています」「学校生活がだいぶ楽しくなりました」17歳の報告
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。2月7日(水)は、『制服のこだわり』をテーマに放送。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、10代リスナーと電話をつなぎ、制服の着こなしで意識していることを聞きました。そのなかから、「体は女子ですが、学ランを着て登校しています」という17歳のリスナーの『制服のこだわり』と、現在の心境についてのやり取りを紹介します。
――「体は女子ですが、学ランを着て登校しています」17歳(高2)の報告
こもり校長:もしもし! 学ランいいね! 何にこだわりを持って着ているの?
リスナー:男子って肩幅があるじゃないですか。でも女子の私が着ると、圧倒的に肩幅が足りないんです。
こもり校長:肩回り……アームホール(袖ぐり)あたりがベコっとへこんじゃう、みたいな?
リスナー:そうですね。
こもり校長:その不自然さを、どうやって解消したの?
リスナー:プロテインを飲んで筋トレとかもしてみたんですけど、全然ダメで(笑)。肩パッドを入れてみたりもしたんですけど、もっと不自然になっちゃって……(笑)。
COCO教頭:たしかに、違和感あるね(笑)。それで、どうしたの? パカパカのまんま?
リスナー:今は、シャツの下に黒のタートルネックを着て、その上に学ランを着て第一ボタンをはずしています。
こもり校長:なるほどね。ちょっとだけ厚みを出して、首元をゆるめることでドロップショルダー的な感じで着ているってことか。
リスナー:そんな感じです。
COCO教頭:いいね! シャツの中には何を着てもいい校則なの?
リスナー:大丈夫です!
――性別への違和感が「だいぶ楽になりました」
こもり校長:制服を着こなせるようになって、何か変わったことはあるの?
リスナー:ちょっと、モテるようになった……!
COCO教頭:めっちゃいいじゃん! ほかにもあるの?
リスナー:自分の性別に違和感を抱えて苦しかったんですけど、だいぶ楽になりました。ちょっと重い話になりますけど……。
こもり校長:いいよ、聞かせて?
リスナー:ずっと悩みながら女子の制服を着ていたんですけど、急に学校に行けなくなったんです。「終わった……」と思っていたら、学校の先生が来てくれて「本当は女子の制服がつらいんじゃない?」と言われて。それで(制服を)変えたら、学校生活がだいぶ楽しくなりました。
こもり校長:そうか! 自分が着たいものだったり、周りと合わせることに違和感があったんだね?
リスナー:そうですね。
こもり校長:先生に「学ランを着てみる?」と言われてどうだったの?
リスナー:学校側が割とスムーズに動いてくれて、自分の親も「いいじゃんいいじゃん!」と言ってくれて、特に何の障害もなかったです。
こもり校長:自分としても、その選択肢があることで少しは楽になった部分もあるの?
リスナー:だいぶ楽でした。
こもり校長:そっかぁ! じゃあ、「肩幅が合わない」とか「ここ、ブカブカだな」とかはあっても、いろいろ工夫して着るのが気持ちいい状態なの?
リスナー:そうですね。割といい状態です。
こもり校長:いいね! しかも、ちょっと……?
リスナー:モテています! 男子も女子も両方からモテます!
COCO教頭:一番いいじゃない! 最高やん!
――「そのこだわりが誰かのきっかけになるかもしれない」
COCO教頭:同じような思いを持っている生徒(リスナー)にもおススメできる?
リスナー:えっと……学ランを着ることで救われる子もいると思うけど、絶対傷つくこともあるから。いま傷ついてないのであれば、わざわざ傷つく道を歩まなくてもいいのかな、と思います。だから、「着てみなよ!」とかは言えないです。
COCO教頭:悩んだことがあるからこそ、軽々しくは言えないってことだね。
リスナー:そうですね。
こもり校長:でも、だからこそ……自分の口から「いいよ!」というわけではないけど、自分が選べたということは、その選択肢がなかったときよりはちょっと前を向けた状態ではある、ということだよね。
リスナー:そうですね!
こもり校長:これから「もっとこうしたい」って、制服のこだわりがどんどん増えてくると思うんだ。それとともに制服もフィットしていって、気持ちも心にフィットしていくと思うから。それって何事にも当てはまると思うんだよね。「勉強がフィットしていない」「好きなスポーツに巡り合えない」「気の合う友達と出会えない」とか……そういう悩みを抱えている子たちも、この話を聞いて違う角度からフィットすることもある、って思えるかもしれないよね。
リスナー:はい。
こもり校長:だから、そのこだわりが誰かのきっかけになるかもしれないしね。
COCO教頭:うん!
こもり校長:もっとこだわりが出たら、また教えてよ? 一番モテる恰好は何か、とかも知りたいね。
COCO教頭:そこは、みんなが気になるね。
リスナー:一番モテる恰好はあるんですよ! 学ランの下にパーカーを着るんですけど、体の部分の色が違うパーカーを着るとめっちゃモテますよ!
校長・教頭:(笑)。
こもり校長:俺も今日パーカー着てる! また、何かこだわりが見つかったら教えてね!
リスナー:はい!
こもり校長:制服ライフ楽しんでね!
リスナー:はい! ありがとうございました。
◇
このほかには……
・「制服はブレザーにネクタイです。カッターシャツの第一ボタンを開けて、ネクタイをダラダラにしています」という高2
・「制服はブレザーにシャツなんですけど、靴の指定がありません。こだわりは、お気に入りのスニーカーで登校することです」という高2
・「制服はブレザーに紺のスカートです。こだわりは、どんなに寒くてもブレザーは着ないでグレーのベスト、スカートは二折りです」という中1
と電話をつなぎました。
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2月7日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
http://www.tfm.co.jp/link.php?id=7115聴取期限 2024年2月15日(木)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
放送日時:月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
――「体は女子ですが、学ランを着て登校しています」17歳(高2)の報告
こもり校長:もしもし! 学ランいいね! 何にこだわりを持って着ているの?
リスナー:男子って肩幅があるじゃないですか。でも女子の私が着ると、圧倒的に肩幅が足りないんです。
こもり校長:肩回り……アームホール(袖ぐり)あたりがベコっとへこんじゃう、みたいな?
リスナー:そうですね。
こもり校長:その不自然さを、どうやって解消したの?
リスナー:プロテインを飲んで筋トレとかもしてみたんですけど、全然ダメで(笑)。肩パッドを入れてみたりもしたんですけど、もっと不自然になっちゃって……(笑)。
COCO教頭:たしかに、違和感あるね(笑)。それで、どうしたの? パカパカのまんま?
リスナー:今は、シャツの下に黒のタートルネックを着て、その上に学ランを着て第一ボタンをはずしています。
こもり校長:なるほどね。ちょっとだけ厚みを出して、首元をゆるめることでドロップショルダー的な感じで着ているってことか。
リスナー:そんな感じです。
COCO教頭:いいね! シャツの中には何を着てもいい校則なの?
リスナー:大丈夫です!
――性別への違和感が「だいぶ楽になりました」
こもり校長:制服を着こなせるようになって、何か変わったことはあるの?
リスナー:ちょっと、モテるようになった……!
COCO教頭:めっちゃいいじゃん! ほかにもあるの?
リスナー:自分の性別に違和感を抱えて苦しかったんですけど、だいぶ楽になりました。ちょっと重い話になりますけど……。
こもり校長:いいよ、聞かせて?
リスナー:ずっと悩みながら女子の制服を着ていたんですけど、急に学校に行けなくなったんです。「終わった……」と思っていたら、学校の先生が来てくれて「本当は女子の制服がつらいんじゃない?」と言われて。それで(制服を)変えたら、学校生活がだいぶ楽しくなりました。
こもり校長:そうか! 自分が着たいものだったり、周りと合わせることに違和感があったんだね?
リスナー:そうですね。
こもり校長:先生に「学ランを着てみる?」と言われてどうだったの?
リスナー:学校側が割とスムーズに動いてくれて、自分の親も「いいじゃんいいじゃん!」と言ってくれて、特に何の障害もなかったです。
こもり校長:自分としても、その選択肢があることで少しは楽になった部分もあるの?
リスナー:だいぶ楽でした。
こもり校長:そっかぁ! じゃあ、「肩幅が合わない」とか「ここ、ブカブカだな」とかはあっても、いろいろ工夫して着るのが気持ちいい状態なの?
リスナー:そうですね。割といい状態です。
こもり校長:いいね! しかも、ちょっと……?
リスナー:モテています! 男子も女子も両方からモテます!
COCO教頭:一番いいじゃない! 最高やん!
――「そのこだわりが誰かのきっかけになるかもしれない」
COCO教頭:同じような思いを持っている生徒(リスナー)にもおススメできる?
リスナー:えっと……学ランを着ることで救われる子もいると思うけど、絶対傷つくこともあるから。いま傷ついてないのであれば、わざわざ傷つく道を歩まなくてもいいのかな、と思います。だから、「着てみなよ!」とかは言えないです。
COCO教頭:悩んだことがあるからこそ、軽々しくは言えないってことだね。
リスナー:そうですね。
こもり校長:でも、だからこそ……自分の口から「いいよ!」というわけではないけど、自分が選べたということは、その選択肢がなかったときよりはちょっと前を向けた状態ではある、ということだよね。
リスナー:そうですね!
こもり校長:これから「もっとこうしたい」って、制服のこだわりがどんどん増えてくると思うんだ。それとともに制服もフィットしていって、気持ちも心にフィットしていくと思うから。それって何事にも当てはまると思うんだよね。「勉強がフィットしていない」「好きなスポーツに巡り合えない」「気の合う友達と出会えない」とか……そういう悩みを抱えている子たちも、この話を聞いて違う角度からフィットすることもある、って思えるかもしれないよね。
リスナー:はい。
こもり校長:だから、そのこだわりが誰かのきっかけになるかもしれないしね。
COCO教頭:うん!
こもり校長:もっとこだわりが出たら、また教えてよ? 一番モテる恰好は何か、とかも知りたいね。
COCO教頭:そこは、みんなが気になるね。
リスナー:一番モテる恰好はあるんですよ! 学ランの下にパーカーを着るんですけど、体の部分の色が違うパーカーを着るとめっちゃモテますよ!
校長・教頭:(笑)。
こもり校長:俺も今日パーカー着てる! また、何かこだわりが見つかったら教えてね!
リスナー:はい!
こもり校長:制服ライフ楽しんでね!
リスナー:はい! ありがとうございました。
◇
このほかには……
・「制服はブレザーにネクタイです。カッターシャツの第一ボタンを開けて、ネクタイをダラダラにしています」という高2
・「制服はブレザーにシャツなんですけど、靴の指定がありません。こだわりは、お気に入りのスニーカーで登校することです」という高2
・「制服はブレザーに紺のスカートです。こだわりは、どんなに寒くてもブレザーは着ないでグレーのベスト、スカートは二折りです」という中1
と電話をつなぎました。
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2月7日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
http://www.tfm.co.jp/link.php?id=7115聴取期限 2024年2月15日(木)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
放送日時:月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/