KRY山口放送

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中国電力が上関町で調査を行っている使用済み核燃料の中間貯蔵施設について。

上関町の反原発団体などがきょう(7日)、中国電力本社を訪れ27万を超える署名を提出し計画の白紙撤回を求めました。

反原発団体のメンバーが車から運び出してきた署名。

中間貯蔵施設の建設計画に反対するもので全国からおよそ27万5000人分集まりました。

(上関の自然を守る会 高島美登里共同代表)
「この思いをしっかりと受け止めてください」

中間貯蔵施設の立地可能性調査を進める中国電力は先月24日、
上関町長島の所有地内でボーリング調査の準備段階にあたる普通林の伐採に着手。準備が整えばおよそ半年かけ、11か所でボーリング調査を行う予定です。

反原発団体で中間貯蔵施設と原発、両方の計画を白紙撤回するよう中国電力に求めています。

(原発に反対する上関町民の会 三家本誠幹事)
「(署名は)県内が主なんですけど県外からも多くの方が署名してくれました」「27万という重みというのを申し入れの中でも発言したのですが、しっかり受け止めてほしい本当に受け止めてほしいということが一番」

中国電力では署名については「社内で共有していきたい」と回答したものの「中間貯蔵施設は上関町の地域振興や島根原発の安定稼働に加え国のエネルギー政策にも合致している」と改めて計画の重要性を強調しました。