○第14世代Coreがフルラインナップに拡充

Intelの第14世代Coreに、多数の新モデルが登場、発売が開始された。すでに、上位モデルの「K」「KF」が発売されていたが、今回追加されたのは、「無印」「F」のモデル。エントリー向けのCore i3や、Coreブランドが付かない最下位モデルも登場しており、一気にフルラインナップに拡充された形だ。

Intelの第14世代Coreに、エントリー向けの「Core i3」などが追加

今回発売されたのは、以下の各モデル。「K」「KF」に比べると消費電力が抑えられており、CPUクーラーが付属している。「F」モデルは「無印」に比べ、価格が3,000円〜4,000円ほど安くてお得だが、内蔵GPUが使用不可のため、別途グラフィックスカードが必須となるので注意して欲しい。

また一部ショップでは、PBPが35Wに抑えられた省電力仕様の「T」モデルも登場している。こちらはバルク品のため、CPU単体での購入は不可。CPUクーラーやマザーボードなどとの同時購入が必要なので、価格や条件は各ショップで確認して欲しい。

○ASUSからRyzen Threadripper対応マザー

ASUSの「PRO WS TRX50-SAGE WIFI」は、Ryzen Threadripper 7000シリーズに対応するワークステーション向けマザーボードだ。電源は、36(18×2)+3+4+4フェーズという強力な構成。PCI Expressはx16が5スロットと拡張性に優れており、うち3つはGen5対応だ。ネットワークは、Marvell 10GbE+Intel 2.5GbEを備える。価格は160,000円前後。

ASUSの「PRO WS TRX50-SAGE WIFI」。サイズはCEBで、大型ヒートシンクを搭載

バックパネルには、20GbpsのUSBタイプC、10GbE、2.5GbE、Wi-Fi 7などを備える

○液体金属を採用した最強の水冷RTX 4090

ASUSの「ROG-MATRIX-RTX4090-P24G-GAMING」は、オールインワン型の水冷クーラーを搭載したGeForce RTX 4090グラフィックスカードだ。GPU接触面には、熱伝導性に優れた液体金属を採用。コアクロックは2700MHz(OC Mode)へと大幅に高速化されているが、トリプルファンで強力に冷却する。価格は600,000円前後。

ASUSの「ROG-MATRIX-RTX4090-P24G-GAMING」。70cmチューブで設置しやすい

カード本体は2.5スロット厚と薄い。映像出力は、DisplayPort×3とHDMI×2だ

基板は、大型銅製プレートで全体を冷却。ポンプとともに、アルミ製のフレームで保護されている。液体金属は、独自の製造方法でGPU表面から漏れるのを防いでおり、カードは水平でも垂直でも設置可能だという。36cmサイズの大型ラジエータには、マグネット式デイジーチェーン接続のARGBファンが搭載されている。

○24TBという大容量の3.5インチHDDが登場

Seagateから、過去最大容量となるエンタープライズ向けの3.5インチHDD「Exos X24」(ST24000NM002H)が登場した。ヘリウム充填の2.4TBプラッタ×10枚により、24TBという大容量を実現。回転数は7200rpmで、インタフェースはSATAだ。磁気記録方式は、従来型(CMR)を採用している。オリオスペックでの価格は129,800円。

Seagateの「Exos X24」(ST24000NM002H)。SAS版もあるが、これはSATA版だ

○最大20ボタンを配置できるコントローラ

G.SKILLの「WigiDash」は、7インチタッチパネルを備えたウィジェットコントローラ。5×4のグリッドを自由にカスタマイズ可能で、最大20ボタンを配置できる。各種操作のほか、Twitchチャットの表示や、システムパフォーマンスの監視も可能だ。PCとの接続はUSBで、専用の設定ソフトが用意されている。価格は20,500円前後。

G.SKILLの「WigiDash」。画面の解像度は1024×600で、タッチ操作が可能だ

ボタンは最大20個配置可能。複数エリアを使った大きなアイコンにもできる