もはや“移動する部屋”。スノーピークのテント付きカーゴトレーラーがめっちゃワクワクする!

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車中泊も快適さをとことん追求すれば、いずれ到達するのはキャンピングカーという選択肢。ただ本格キャンピングカーとなると価格もなかなか、乗り替えるにしても買い増すにしてもそれなりの覚悟が必要です。

「いまの愛車を手放すのは現時点では現実的じゃないな」と考えるなら、まずは普通免許で牽引できるキャンピングトレーラーなんていかがでしょう? 例えば、Snow Peak(スノーピーク)から今春登場の「フィールドトレーラー」(261万8000円)は、頭上に大人4人が余裕でくつろげる広々テントを頭上のルーフ部分に備えた特大容量のカーゴトレーラー。この1台が、あなたのアウトドアライフを大きく広げてくれるかも!

道交法では車両重量が750kgを超える車両の牽引にはけん引免許の取得が必要ですが、昨今のキャンプ&車中泊ブームを受けてここ数年の間に続々登場しているのが、普通免許で利用できる小型キャンピングトレーラー。


今回登場した「フィールドトレーラー」もいわばそうした小型トレーラーの一種なのですが、面白いのは居住空間をトレーラー本体ではなく、車上に搭載したルーフテントに確保しているということ!

本体内部を荷物の積載に特化したカーゴトランク仕様とすることで、圧倒的な大容量とアウトドアでの快適な居住性を両立させているのです。

テント含む総重量は530kgだからもちろん普通免許での利用が可能。車幅は186cmで車高183cm、荷室部分の内寸は幅172cm(最大部)×奥行き238cmで高さ99cm、最大積載量は200kg。

カーゴ後方に大型荷物の搭載に便利な大型ハッチを搭載するほか、側面部分には開閉容易な小型ドアを装備。カーゴ内部は床一面を縞鋼板で覆うなど、無骨な仕様も男ゴコロをくすぐります。

一方、車上に搭載しているのは、幅200cm×奥行き320cm、高さ153cmの大型ルーフテント。付属の滑車とロープを引いて、たたまれたテントを180度大きく開いたら、あとはシールドルーフをかけて4カ所ペグを打てば設営完了!

カーゴ本体からはみ出すほどのビッグサイズですが、ボトム部分は頑丈なフレームがしっかり支えるから安定感は抜群。トレーラー本体にはフィールドと並行に設置するためのスタビライザーと輪止めも搭載するので、傾斜のある場所でも安定した状態でルーフテントを固定できます。

その日の寝場所を確保したら⾃家⽤⾞とのジョイントを解除し、クルマだけを使って買い物や観光、温泉などのレジャーに出かけることも可能。後部のハッチと側面ドアは専用キーで施錠することができるから、トレーラーを離れている間の防犯対策もばっちりです。

テント本体には耐水圧1500mmの210D ポリエステルリップストップを採用。シールドルーフも同じく耐水圧1500mmの210D シリコンポリエステルリップストップを採用しますが、表面に遮光ピグメントPUコーティング加工を施すことで紫外線や雨水の侵入をしっかりガード。

同梱のインナーマットを使えば室内は想像以上に快適だし、スノーピークらしいおしゃれなカラーリングもカッコいい! 雨や霧で濡れたテントはトレーラーから外して乾燥させることもできるなど、お手入れのしやすさもきっちりと配慮されています。

冷静になって考えてみれば、いくら豪華な内装にしようとも、道交法では走行中のトレーラーに人が乗車することはできないことになっているわけで、「だったらトレーラーは丸ごと荷室にしちゃって、ルーフにテントつけたらいいじゃない」って至極合理的な考え方かも。大きなルーフテントは車中泊より広くて快適だし、設営・撤収もラクラク、高い視点からの見晴らしのよさも魅力的。また広い荷室はインフレータブルのSUPボードやショートボード、マウンテンバイクも余裕で収まるサイズ感。さらに大型焚き火台やサウナテントも積載可能とくれば、アウトドアの可能性は大きく広がりそうです。

なお購入にあたっては車両登録に関する諸費用とヒッチメンバー取付費用が別途必要。さらに車検や自賠責保険への加入、車庫証明も必須となっています。

>> スノーピーク「フィールドトレーラー」

<文/&GP>

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