阪神の「4勝3敗で日本一」を言い当てた元エースの思考法を解き明かす!優勝の瞬間は男泣き!?
今年日本一に輝いた阪神タイガースの元エース・川尻哲郎さんが12月1日の『くにまる食堂』にご来店。金曜ゲストの春風亭一蔵さんとともに、日本シリーズの勝敗を言い当てたことや、ご自身の大記録について話を伺った。
邦丸「阪神タイガーズ日本一、おめでとうございます!」
川尻「ありがとうございます。」
邦丸「日本一の瞬間はお店にいたんですよね?(新橋にある川尻さんのお店「TIGER STADIUM」) その瞬間、男・川尻哲郎は号泣したんですか?」
川尻「確かに泣いてたんですよ。ただ、なぜ泣いたかっていうと、ファンの人が泣いてる姿を見て、もらい泣きですね。だからよく「おめでとうございます」って言われるんですけど、違うんです。僕はOBなので逆にみなさんに「おめでとうございます」って言う方なんですよ。」
一蔵「7戦目までいって、店はすごい状態だったでしょう?」
川尻「最後は日曜日だったんですけど、次の日は朝から仕事がある人もいっぱいいるだろうに、すごい人がいっぱい来られましたね。」
一蔵「しかも川尻さんは4勝3敗で優勝するって言ってんですよ。それもバチっと当てて。」
邦丸「阪神タイガースOBの元エースから見て、7戦を振り返ってターニングポイントはどこでした? 「この試合を取ったのは大きい」っていうところは?」
川尻「取って大きいのは初戦なんです。(オリックス投手の)山本くんには1勝1敗でいきたいなと。2勝されたら、ちょっと厳しいと思ったんで、あそこを取ったのは大きいですね。」
邦丸「でもオリックスファンや、バファローズの中嶋監督からすると、初戦を(山本)由伸で落とすってちょっと考えてないですよね。」
川尻「まあ考えてはいると思いますけど、宮城(大弥)くんがいるので。多分、阪神もオリックスも「最悪1勝1敗」っていうのは一緒で、次の試合が大切だったんですよ。」
一蔵「甲子園の(第3戦)ね。」
川尻「阪神は伊藤(将司)くんが投げて勝つつもりだったけど負けちゃうわけで、ちょっとどうかなと思いましたけど、やっぱ今年の阪神は全然違いましたよね。」
一蔵「底力が違うって言うか、絶対巻き返してくれるって変な安心感あったんすよね。」
邦丸「終盤強いですね。」
川尻「そうなんですよ。前から言ってるんですけど弱くないんですよ。まあ、そんなに強くもなくて、ピッチャーはいいけど、打つ方はそんなに良くないから、混戦になると思って。4勝3敗って言ったのは、僕の気持ちもあるんですけど、4勝0敗とか一方的にはならないなって気がしたんです。」
邦丸「例えば、川尻哲郎が今の阪神にいたら、投げる方からすると楽なチームなんですか?」
川尻「そうなのかもしれないですよね。まあ今いるわけじゃないから分かんないですけど、昔はやっぱり暗黒時代だったんで。」
邦丸・一蔵(笑)
川尻「もう1週間に1回か2回勝てばいいかなっていう時代だったから。」
邦丸「だって98年に岡山県の倉敷マスカットスタジアムで、川尻哲郎投手がノーヒットノーランをやったその時、実は朝8時まで〇〇してたんですよ。」
一蔵「(笑)すごいですよね。」
川尻さんが語る「暗黒時代」とは?さらに川尻さんのお店の楽しみ方を、邦丸アナと一蔵師匠が徹底解説!気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認ください。