35歳吉田麻也、今の若手に物申す!「我慢して努力することが欠けている」「何糞根性を出せる人がすごく少ない」
今年で35歳になった吉田麻也は、最近の若手選手に思うところがあるようだ。
TOKYOFMをキーステーションに放送中の「吉田麻也のチャレンジ&カバー」でこんな話をしていた。
このあいだ、僕の愛する長友(佑都)選手がポッドキャストでいいことを言ってました。
学生時代に本当に努力だけはしたと、努力の質はすごい悪かったと。
ただ、努力の量でいったらものすごいやったと言っていて。でも、これは自分の体の細胞一つ一つに刻まれているんだと。
それが将来必ず生きてくる。これをやったという努力が細胞に刻まれているから、苦しくなった時に大人になった時にそれが生きると言っていて。まさにその通りだなと僕は思いました。
これは僕もこのまま完コピしてどこかで使おうと思ってたんですけど。でも、本当にその通り。
若い選手を見ていて思うんですけど、効率・効率って効率化を図るがゆえに、我慢して努力するってことが欠けている選手がすごい多いんですよ。
だから、困難な状態になった時に乗り越えられない選手が多い。これはどげんかせなきゃいけん!(宮崎県知事だった東国原英夫さんのどげんかせんといかん)
いま僕が若いサッカー選手にすごく感じていることがあるんですけど、逆境から立ち上がっていく力・乗り越えていく力に欠けている若い選手がすごく多くて。
監督にバッーって言われたり、周りからのプレッシャーがガッーってなった時に、なにくそって立ち上がる選手が少なくて。
そこでバタって倒れた時のそのままバタバタバタと倒れていって、フェードアウトしていくっていうのがすごい多いんですよね。
そういうのをモロに出せる選手、なにくそ根性を出せる人がすごく少ないなぁと。
もちろん、(今の選手は)持っているものはよくなっているし、トレーニングの質も高くなっているので、やれることはすごく多くなっているんだけど。
そういう…僕が本を出した『レジリエンス』じゃないけど(笑)踏ん張る力が足りないんじゃないかなと思うので。
逆にそこさえあれば色んなことを乗り越えて、色んなチャンスが広がっていくなぁっていうのは個人的には思いますけどね。
盟友である長友の若い頃はがむしゃらに努力したという発言に心底同意しつつ、効率ばかりを考える今の若手にはそういった部分が足りないと指摘。以前よりも能力的には高くなったものの、いざという時に踏ん張れないという選手も多いと感じているようだ。
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ちなみに、レジリエンス(resilience)は反発力、回復力、耐久力などの意味。