甲子園無料PV券が完売直後に4万円超え! “高額転売問題”に怒りの声「タダなのにひどすぎる」【日本シリーズ】
岡田監督のもとで日本一に近づいている阪神。しかし、彼らの快進撃に水を差す問題が波紋を広げている。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
連日続く日本シリーズの熱戦に、水を差す問題がふたたび噴出した。
10月28日に京セラドーム大阪で開幕した今年の日本シリーズ。互いに関西を拠点にしている阪神とオリックスによる“関西対決”となった今年は、両軍がほとんど互角の試合を展開。2勝2敗で迎えた11月2日の第5戦では、本拠地・甲子園球場での“最終戦”となった前者が2点をリードされた8回裏に一挙6得点。劇的な逆転劇で38年ぶりの日本一に王手をかけた。
【関連記事】「本当に許せない!」日本シリーズでの転売行為が波紋! チケット「全滅」で“転売ヤー”へ怒りの声噴出「どうにかならないの?」
問題となっているのは、チケットを巡る騒動だ。11月4日に京セラドーム大阪で行われる第6戦に向けて阪神は、甲子園球場でパブリックビューイング(PV)を行うのだが、その入場券の転売が横行しているのだ。
3日の午前10時からインターネット「ローソンチケット」で、無料入場券(全席指定権)の配布が開始。すぐさまアクセスが集中し、つながらない状態に。同15分すぎには全席で「予定枚数終了」となった。
問題が起きたのは販売終了となったわずか数分後だ。大手チケット流通サイトにPV入場券が掲載され、11時ごろには2枚で2万5000円、3万円、4万8000円といった高額転売が散見されたのだ。
38年ぶりの日本一を決める“プラチナチケット”ではある。しかし、本来ならば、無料券の転売にはSNSで阪神ファンを中心とした怒りが噴出。「すごく不快。来年はもっと転売対策していほしい」「チケットを買うバカも救えない」「無料のチケットを転売するとか、ありえない」「意味が分からない」「真剣に対策を検討してほしい」と横行する問題の改善を願う声が相次いだ。
なお、阪神球団は公式サイトのチケット案内に「主催者の同意なく第三者へ有償譲渡することは禁止します」と明記。しかし、チケット流通サイトの提供者による説明欄には「友人と(購入が)かぶってしまった」「急な予定が入った」などの「説明」がされている。これに対してSNSでは「本来はタダなのに。さすがにひどすぎる」「言い訳はいらない」「これで買うからダメなんだ」といった批判の声が上がった。
プロ野球のみならず、アイドルやサッカーのイベントなどでも目立つ転売行為だが、いまだ具体的な解決策は見つかっていない。もはや個人のモラルに問いかけるしかないのだが、なんとも悲しい現状である。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]