10月23日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、先週に引き続き、戸田建設株式会社 イノベーション戦略部課長の斎藤寛彰氏が出演し、建設テック系スタートアップ企業に期待していることや今後のビジョンについて、詳しくお話しいただいた。

松井佐祐里アナ「今後の建設テック系スタートアップ企業に、期待していることは何ですか?」

戸田建設株式会社イノベーション戦略部課長・斎藤寛彰氏「建設業の業務負荷の軽減です」

L is B代表・横井太輔氏「詳しく教えてください」

斎藤「日本や世界の建設業は他産業と比べて付加価値労働生産性が低いということが知られているんですね。一方で世界的に見ると建設市場がどんどん成長する見込みなんですけど、この事業にどう応えていくかっていうのが今後のチャレンジだと思ってます。建設業界はほとんど人が減っていって需要は伸びている。これをどうにかしなきゃいけないので、建設テックのスタートアップ企業にいっぱい支援いただいて、このニーズに応えていく市場の需要に応えていくってことをしていかなきゃいけないなと思います」

横井「人がいなくなって、働き方改革もあって、要は働く時間が短くなって従事する人も少なくない。でも需要は増えていく。生産性上げるしかやり方がないですね」

斎藤「今までのやり方で、どうしても人手業務を処理するっていうのを少しでも減らさない限りは進まないんじゃないかなと思います」

横井「いろんなスタートアップの技術が生産性に寄与するっていう言葉の未来を今作られようとしてるんですね」

松井「スタートアップと連携した技術の中には、GPSの電波が届かないトンネルの中でも航行できるドローンがあるそうですね」

斎藤「弊社の土木部門でスパイラルというスタートアップと連携をして取り組んでいるものがあります。専用のマーカーと言われるQRコードみたいなコードを壁に貼って、それを読み込みながら、ここの場所では高度を上げるだとか、そういう制御をしながら、トンネル内を自律飛行する実証実験をしてます」

横井「実用化されてるんですか?」

斎藤「まだまだ実験中です」

松井「わくわくしますね。」