9月25日の「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は、今回の放送で一旦休みとなるということで、パーソナリティのノバセル株式会社代表取締役社長・田部正樹氏と文化放送・甲斐彩加アナが半年間の放送を振り返った。

甲斐アナが印象的なゲストとして挙げたのが、ファミリーマート エグゼクティブ・ディレクター CMO兼マーケティング本部長の足立光氏だ。足立氏はマクドナルド在籍時には“夜マック”などを提唱しV字回復に貢献した人物だ。当時の放送で足立氏は「お客様にマクドナルドに求めるものを聞くと、健康的な商品が欲しいとかカロリーが低い商品が欲しいという話になるが、その声に応えて商品を出すと全然売れない」と話した。

これに甲斐アナは「消費者として、自分もヘルシーなものが欲しいと言ってしまう。自分で気付いていない、本当の欲しいものがあることにびっくりした」と話し、田部氏も「好きな人のタイプと実際に、付き合っている人が違う人がいる。本当のことを分析することが大事だ」と解説した。

一方、田部氏が印象に残ったゲストとして挙げたのが、ネスレ日本の元社長兼CEOで、現在はケイアンドカンパニー代表の高岡浩三氏だ。田部氏は「高岡さんが言っていたのが、世の中の新しい課題を解決するということ。コロナになってリモートワークになって、3年前と常識が全然違う中で、なにか解決できることはないか、常に考え続けることが重要だ」と振り返った。

番組後半では、田部氏の著書「ブランド力を高める“指名検索”マーケティング 顧客の検索行動を決める、動画広告の活かしかた」について紹介した。