「いいお手本になると思う」今オフFA戦線 巨人レジェンドOBがチームに獲得を勧める「選手の名前」
今季は開幕投手も務めた加藤貴(C)CoCoKARAnext
シーズンも進み、セ・リーグでは阪神が18年ぶりの優勝を達成。最近ではオフのFA戦線の行方にも注目が集まり始めた。
すでに水面下で注目を集めていたオリックス・若月健矢捕手は残留を表明。先の山本由伸のノーヒットノーランも支えた若き女房役は今後もチームの司令塔として力を発揮しそうだ。
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今季は左腕と捕手が多いとされる中、球界内からも様々な考察の声が上がっている。
巨人で左腕エースとしてかつてチームを支えたOBの高橋尚成氏は9月8日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「今オフ、巨人がFAで獲るべき先発左腕」というトークテーマで語っている。
まずは注目を集めている日本ハム・加藤貴之について「巨人だけでなく左ピッチャーは欲しいはず」と先発ローテーションのバランスを考えてもどの球団も左投手は求めているとした。
その上で加藤貴に関しては「ゲームメイクしていく能力が高い投手」ジャイアンツにもいい左投手がいると前置きしながらも「軸となる左投手を獲るのも一つの手かな」と獲得候補になりうるという見解を示した。
実際に巨人で今季先発ローテーションで回る左腕で勝ち星をあげたのは、フォスター・グリフィン(5勝)、ヨアンデール・メンデス(5勝)、横川凱(4勝)。一方、飛躍、活躍が期待されながら伸び悩んでいる左腕もいる。
2021年シーズンにチーム最多の11勝をあげた高橋優貴は昨年9月に左肘手術を受け、育成から再出発。今季は先発、中継ぎ登板含め6試合に登板し、0勝1敗、防御率5・14。
また今季は再三のチャンスを与えられながら、9月3日のDeNA戦で2回途中7失点KOされるなど、井上温大も今季は4試合に登板、0勝1敗、防御率10・95。首脳陣の期待に応えられない内容が続いている。
加藤貴に関して、高橋氏は持ち味である制球力の良さにふれながら「どのバッターにもコントロールをビシビシ行けると思うのでセ・リーグ、パ・リーグはあまり関係ないと思う」と活躍に太鼓判を押す場面も。
また制球力に優れ、与四球数の少なさで知られる加藤貴に関して、今季も課題である四球減に苦労している巨人に加入すれば投手陣に良い影響を与え相乗効果が望めるとした。
チーム課題の四球に関して「改善しないといけない」とした上で、四球が少ない投手を獲ることで「良い教材になると思う」として、チーム全体に与える波及効果を期待した。
ほかにも動画内ではオリックス・山崎福也投手、DeNA・石田健大投手について語っている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]