巨人・丸佳浩 再度の離脱で正念場か 今後に与える「影響」とは
左ひざの違和感のため登録抹消となった丸(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
勝負の後半戦を見据え調子を上げてきたチームに衝撃が走った。
3日の試合前、丸佳浩外野手が、左膝の違和感のため出場選手登録を抹消、代わりにオコエ瑠偉外野手が登録された。
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丸にとってはリ・スタートを切ったばかりだった。前半戦終了とともに原辰徳監督から打撃不振のため二軍降格、再調整を命じられた。体調不良以外では2年ぶりの登録抹消、自身でフォームを確認するなど調整して満を持して、7月28日の中日戦から再度、1軍に復帰したばかりだった。
同日に行われた中日戦ではスタメン出場し、3安打2打点と気を吐き、復帰後5試合では15打数5安打、打率・333とコンスタントに成績を残していた。
また28日の中日戦からは右太もも裏肉離れで戦列を離れていた坂本勇人も復帰、最近も1試合2発など調子を上げており、坂本、丸といったベテランの主力選手と秋広優人、門脇誠らの新戦力の融合とチームにとって目指す形が見え始めた矢先に痛いアクシデントとなった。
一方、丸にとっても今回の離脱は一つの正念場となりそうだ。今季は広島からFAで移籍後、5年契約の最終年を迎える。来季以降の契約を見据えても1年間のパフォーマンスの内容が大事となる中、今季は開幕から不振が続き、ベンチを温める日々も多かった。
原監督も従来から丸に関しては主力として認め、高いレベルを求めることで知られている。今回の離脱が来季の去就にすぐさま直結することはなさそうだが、ここから優勝を目指して一丸となって戦うチームで存在感を示せなければ、自身の立場に影響を及ぼすことにもなりかねない。
昨年はチーム唯一の全試合出場、鉄人ぶりは知られているとあって、軽症であることを祈るばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]