「一気にAクラスに行く可能性もある」5本のホームランで快勝の巨人「らしい勝ち方」に球界OBも状態の良さを指摘
4番の岡本は本塁打、打点の2部門でトップに立っている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人は8月2日のヤクルト戦に勝利して再び3位DeNAとのゲーム差を0.5まで縮めた。この試合は初回にヤクルトが2点を先制して、その裏に坂本勇人のソロホームラン、岡本和真のツーランで早々に逆転に成功。その後も坂本と岡本がこの試合2本目となるホームランをそれぞれ放ち、ブリンソンも8号ソロを打つなど、計5本のホームランでヤクルトを突き放して9-2の快勝を収めた。
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お得意のホームラン攻勢が見られた試合だったが、野球解説者も巨人の状態の良さを評価している。現役時代にロッテで活躍した里崎智也氏が自身のYouTubeチャンネルで2日の試合を振り返り、「巨人らしい勝ち方」とコメントした。続けて、「坂本が帰ってきて状態も良くなってきてるし、ブリンソンも帰ってきて良くなってきてる」「一気にAクラスに行く可能性もある」とチーム状態の良さを指摘した。
坂本やブリンソン、丸佳浩が復帰したことにより、里崎氏が口にした“巨人らしい勝ち方”は今後多く見られるかもしれない。巨人はリーグ最多の110本塁打を放っており、2位のヤクルト(79本)を30本以上も引き離している。とはいえ、月間別の巨人の本塁打数を見ると5月(33本)をピークに6月(24本)、7月(25本)とペースはあまり上がっていない。その要因として丸の不調や坂本の怪我が挙げられる。
7月28日から復帰して以降、ブリンソンはすでに2本塁打を打っており、坂本も2日の試合で2打席連発を披露した。丸もヤクルト戦ではノーヒットではあるが、最近5試合の打率は.333と悪くはない。打撃陣の役者が揃った巨人が空中戦で他球団を圧倒する試合が増えるかもしれない。
また、里崎氏は3日のヤクルト戦にも触れており、「(予告先発の)戸郷とピーターズ。戸郷が抑えて2勝1敗で勝ち越すと面白い展開になってくる。勝つか負けるかが大事」と話した。エースの戸郷翔征をぶつけるのであれば是が非でも巨人は勝利したいところ。後半戦初登板となった7月27日の阪神戦では勝ち投手になったものの、7回5失点と本来の投球はできなかった。前回登板の雪辱を晴らし、チームをAクラスに導けるか、大一番のマウンドになりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]