フィフィさんのツイッター(現X、@FIFI_Egypt)より

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タレントのフィフィさんが2023年7月31日にツイッター(現・X)で、「別に文句はないけど、あの写真をSNSに投稿したら世間にどんな反応されるか、そんなことも考えられないのが国会議員やってるんです」などと投稿した。自民党女性局の所属議員らがフランス研修で投稿した写真が物議を醸していた。

「この度の訪仏はとても実りあるものでした」

自民党の今井絵理子参議院議員は24日「女性局メンバー38名、無事にフランス到着!!」として、空港やバス車中で撮影した写真を公開。27日には同党の松川るい参院議員が「フランス研修に来ています。3才からの幼児教育の義務教育化、少子化対策、政治における女性活躍などの課題について、仏国会議員や行政担当者と意見交換させて頂き大変有意義でした。なんと上院はリュクサンブール宮殿(写真は上院議員との意見交換)それにパリの街の美しいこと!」とつづり、宮殿での集合写真を披露した。さらに松川氏は別投稿で「大阪の仲間と」として、エッフェル塔前で笑顔でポーズをとった写真もアップした(エッフェル塔の写真投稿は削除)。

これらの様子にインターネット上では「浮かれすぎ」「読むと血圧が上がる」「見てられん光景」などと批判の声が続出した。

今井氏は30日の投稿で「海外研修に対して、『公金を使って無駄だ』という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません。旅費についても党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています。先のベトナム訪問についていえば税金を原資としたお金は1円も支出していません」と説明。「自民党女性局の海外研修はこれまで5年に一度行われております。また青年局は毎年台湾研修をされており、その活動が国交を超えた絆になっているのはこれまでの取り組みが実を結んだ証です」と成果を指摘し、「逆に、公費で旅費が賄われる委員会視察など、公務での外遊ももちろんあります。さきの訪越、この度の訪仏はとても実りあるものでした。これからも様々な国の方々との交流を積極的に行っていきたいと思います」と意欲を示した。

「何をしても反感が大きい」

松川氏は31日朝、「私のSNS投稿のせいで、中身のある真面目な研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております」と謝罪。「38名の参加者は、全国の女性局所属の地方議員及び民間人で女性局幹部となっている方々であり国会議員の参加は私含め4人です。費用は党費と各参加者の自腹で捻出しています」と説明した。さらに「今回のフランス研修は、少子化対策、政治における女性活躍、3歳からの幼児教育の義務教育化などについて、フランス教育省、少子化担当行政部門、有識者、上院議員、下院議員と意見交換を行い極めて有意義でした」として意義や成果をつづっている。

松川氏は「上院議員との意見交換の後に、リュクサンブール宮殿見学をしましたが、日本でいえば国会議事堂見学に該当することをご理解頂きたいと思います」とした一方で、「こうした意見交換などの合間に、エッフェル塔に立ち寄って記念写真も撮りました。そのことが問題だとは思っておりません。ただ、エッフェル塔前の写真の1つは、真面目な研修に参加された皆様にまでご迷惑がかかるとしたら本位ではありませんので削除させて頂きました」と一部写真投稿の削除も明かした。「非常に真面目な内容ある研修であったにも関わらず、『税金で楽しそうに大人数で旅行している』と多くの皆様の誤解を招いてしまったことについて申し訳なくおもっています」と改めて謝罪している。

フィフィさんは31日「別に文句はないけど、あの写真をSNSに投稿したら世間にどんな反応されるか、そんなことも考えられないのが国会議員やってるんです。前提としてお仕事ご苦労様です応援します!って思われてないから何をしても反感が大きい」と呆れたように持論を展開。「そもそもこのご時世、数人だけ行ってあとはリモートでも良かったんじゃない?」と指摘している。