扇久保博正がアーチュレッタ戦へ意気込み 緊急決定にも「すべて出し切る」と力強いコメント
急遽決定したバンタム級のタイトルマッチに「自身のパフォーマンスを発揮する」と扇久保は意気込んだ(C)CoCoKARAnext
7月30日開催の『のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT』(さいたまスーパーアリーナ)に出場する、扇久保博正が大会直前に行われた会見で、試合への想いを語っている。
フアン・アーチュレッタと対戦予定だった朝倉海の負傷欠場を受け、緊急参戦でバンタム級タイトルマッチに臨むこととなった扇久保。大会出場の打診が3週間前と急遽、試合決定となったものの、現在の心境について問われると「短いようで長い、充実した3週間だった。コンディション(調整)もやれる範囲ですべてできた。早くリングの上で試合をしたいという気持ちでいっぱい」と意気込みを述べた。
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さらに、短い準備期間となったことには「ワクワクと不安が入り混じった3週間」と振り返っており、現在の自身の階級とは異なるバンタム級での戦いであることで、多くのファンからの反応が「とにかく頑張ってくれというメッセージばかりだった」と明かしている。
対戦相手であるアーチュレッタの印象についての質問には「TUF(The Ultimate Fighter:UFCの登竜門的位置付けの番組)で1か月半くらい一緒に練習していた。ファイトスタイル的には僕と似ている。最後まで気持ちが強く、攻めてくる」と評した。
他にも、この試合の決定直後のエピソードとして「最初は僕もピリピリして妻にも迷惑をかけてしまった」と話しており、その上で「僕が試合に向け集中できるようにすべての面で最大限のサポートをしてくれた」として、最愛の家族へ感謝の言葉も伝えている。
今回の会見では、試合に向け「自身のパフォーマンスを発揮する」という言葉が何度も聞かれ、さらにこの戦いのテーマとして「やり切る。すべて出し切る」として、大一番への決意を滲ませた。昨年大晦日の堀口恭司戦以来、およそ7か月振りの実戦となる今回のアーチュレッタ戦だが「試合が始まってみないとわからない、どっちの気持ちが折れるか、そういう試合になるのでは」と展開を予想している。
終始、この試合の勝利への強い意欲を示し続けており、ファンに向けてのコメントを求められると「最高の試合をお見せしますので熱い声援をお願いします」と力強く語っていた。
「緊急事態」でのオファーに応え、大会のセミファイナルをつとめる扇久保がアーチュレッタを相手にどんなファイトをみせるか。その戦いぶりは、今大会の大きな見どころの一つとなるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]