ディー・ディー・エス<3782.T>が急反発している。前週末2日の取引終了後、独自開発した軽量な顔認証エンジンを採用した、ID管理とSSO(シングルサインオン)機能を一元化したクラウドサービス「EVECLOUD(イヴクラウド)」の販売を開始すると発表しており、好材料視されている。

 今回開発した顔認証エンジンは、ディープラーニングを応用した技術を採用した高速判定を実現し、マスク着用による本人認証も可能という。これを初搭載する「EVECLOUD」は、Google WorkspaceやMicrosoft365をはじめとしたさまざまなクラウドサービスへのシングルサインオンを行うサービスで、クライアント証明書によるアクセス制御とシングルサインオンによるクラウド利用に対応し、セキュリティーの強化と利便性の向上を同時に実現したという。なお、同件による23年12月期業績に与える影響は軽微としている。

出所:MINKABU PRESS