2日の米株式市場では、NYダウが前日比701.19ドル高の3万3762.76ドルと続伸した。
 
 この日発表された米5月雇用統計では、非農業部門雇用者数が33万9000人と市場予想(19万人)を上回ったが、平均時給は予想を下回り失業率も上昇した。これを受け、6月米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが見送られるとの見方が強まった。また、1日に政府の債務上限の効力を停止する財政責任法案が上院でも可決され、債務不履行(デフォルト)が回避されたことが好感された。テスラ<TSLA>やアップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>、アマゾン<AMZN>が高く、キャタピラー<CAT>やボーイング<BA>、3M<MMM>といった景気敏感株が上昇した。JPモルガン<JPM>が高くエクソン・モービル<XOM>も値を上げた。半面、エヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が安く、ネットフリックス<NFLX>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が軟調だった。

 ナスダック総合株価指数は139.784ポイント高の1万3240.766と続伸した。

出所:MINKABU PRESS