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●調査内容:北海道産の鮭といくらを鮭醤油に漬け込んだ珍味「鮭ルイベ漬」。北海道の隠れた名産品として注目を集めているその味を、お取り寄せしてみた。

 チョコレートやバターサンドなどのスイーツ、じゃがいもやとうもろこしを使ったスナック、ウニやカニなどの海鮮物……。北海道にはおいしいお土産がたくさんありますが、「隠れた名産品」として注目を集めている「鮭ルイベ漬」をご存知でしょうか?

 北海道の老舗水産加工品製造メーカー『佐藤水産』から販売されている「鮭ルイベ漬」は、鮭から作った“鮭醤油”に、北海道産の天然鮭といくらを漬け込んだ珍味。筆者は、とあるグルメ漫画に「ご飯のお供に最高な一品」として紹介されているのをきっかけに存在を知り、「一度でいいから食べてみたい!」とひそかに憧れていました。

 今回、満を持して「鮭ルイベ漬」を北海道からお取り寄せ。北海道の海鮮を贅沢に閉じ込めたその味わいとは?

アイヌ語で“溶ける食べ物”? 「鮭ルイベ漬」を食べてみた

150g丸カップ入 1390円

 今回は『佐藤水産』の公式オンラインストアから、クール便で「鮭ルイベ漬」を取り寄せました。届いた状態のルイベ漬けは凍った状態なので、5~7時間ほど冷蔵庫で解凍してからいただきます。

 ちなみに、「ルイベ」とはアイヌ語で「溶ける食べ物」を意味する言葉。北海道の先住民族であるアイヌの人々は、寒さの厳しい冬の保存食として、凍らせた生鮭をお刺身や鍋物にして、少しずつ溶かしながら食べていたそう。ルイベ漬けはこのアイヌの知恵を活かした一品だといいます。

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 こちらは解凍した「鮭ルイベ漬」。鮭醤油の色に染まった鮭といくらは、まるで宝石のようにキラキラと輝いています。今回はよりおいしく味わうために、土鍋で炊いたホカホカのごはんにのせていただきます。

 一口食べてみると、鮭といくらの凝縮された旨みが口の中に一気に広がり、思わず「旨っ!」と声が漏れてしまいました。ねっとりと舌の上でとろけるような鮭、プチッと弾けるたびに旨みが飛び出すいくらの食感のコントラストもたまりません。

 しっかりと濃い味付けなので、ひと匙だけでもごはんがどんどん進みます。土鍋で炊いたほのかに甘いごはんが、ますます「鮭ルイベ漬」のおいしさを引き立てているのです。

調査結果

 先述のグルメ漫画では、ごはんの上にのせて食べるだけでなく、お茶漬けにしたり、アボカドと和えたり……といったアレンジレシピもおすすめされていましたが、あまりにおいしかったため、今回の注文分はオーソドックスな食べ方だけであっという間に食べ切ってしまいました。

 調べてみると、『佐藤水産』の公式オンラインストアのほかにも、北海道物産展や、成城石井などの一部スーパーで販売されていることもあるそう。次に購入したときには、アレンジレシピもぜひ試してみたいと思います。

(撮影・文◎藤間 紗花)

●DATA

佐藤水産

https://www.sato-suisan.co.jp/