プレミアリーグの告発に対してシティ側が声明を出した。(C)Getty Images

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 イングリッシュ・プレミアリーグ(EPL)は2月6日、昨シーズンを含め、過去5年で4度の優勝を誇るマンチェスター・シティの規則違反に関する声明を発表した。

 EPLは、2009-10から2017-18シーズンにかけての「クラブの財務状況について、真実かつ公正な見解を与える正確な財務情報を提供する規則」の違反をはじめ、「監督の報酬の詳細を報告する規則」、「クラブのライセンスとファイナンシャルフェアプレーに関する欧州サッカー連盟の規則」などを遵守しなかった疑いで、シティを委員会に付託したと説明している。

 これを受け、英紙『The SUN』は「シティは100件以上の財務規則違反の疑いで告発され、プレミアリーグから追放される可能性がある。他に考えられる罰則には、勝点の減点、補強禁止、支出制限、以前のタイトルの剥奪などで、状況は前例のないものだ」と報道。衝撃的なニュースに世界中で驚きの声が上がっている。
 
 そうしたなか、シティ側も声明を発表。次のように立場を明かした。

マンチェスター・シティは、特にEPLが提出した広範な関与と膨大な量の詳細な資料を考えても、これらのプレミアリーグ規則の違反の疑いが発覚したことに驚いている。我々は、当クラブの立場を支持する反論の余地のない包括的な証拠を公平に検討するために、独立した委員会がこの問題を検討することを歓迎する。そしてこの問題が完全に解決するよう期待している」

 アーリング・ハーランドやケビン・デ・ブルイネをはじめ、世界屈指のスーパースターを擁するイングランド王者に厳罰が下るのか。異例の事態の進展に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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