写真は2023年2月発売予定の新シリーズ「Studio」 | 食楽web

●調査内容:今最も欲しいフライパンNo.1という声が多く上がる「グリーンパン」。人と地球に優しいと言われる理由とは? 気になる新作も合わせて調査してみました。

 食材がこびりつきにくく、調理やお手入れが簡単にできる“コーティングフライパン”。便利な一方で、もっともメジャーなコーティング材である“フッ素樹脂”は、高温に熱せられた際に発生する有毒ガスが人体に、また製造工程中に使われる助剤が人体や環境に悪影響を与えるとして近年問題視されています。

 そんな中、“人体と環境に優しいフライパン”として注目を集めているのが、ベルギー発のコーティングフライパン「グリーンパン」。フッ素樹脂を使わず、砂由来と同じ原料からなるセラミック・ノンスティックコーティングを採用しており、コーティングフライパンの利便性を持ちつつも有毒ガスを発生しない、いいとこ取りなフライパンなのです。

15周年記念イベントも開催! [食楽web]

 2007年にベルギーで誕生してから、今年で15周年を迎えた「グリーンパン」。今回、食楽web女子部として、11月18日に開催された15周年記念イベントに参加してきました。会場では、日本総代理店であるワイ・ヨットの寺田佐和子社長から直接、 “グリーンパンの魅力について”伺ったので、気になる新作アイテムとともにご紹介したいと思います。

フッ素樹脂を使わないコーティングフライパン「グリーンパン」は何からできているの?

中央がワイヨットの寺田佐和子社長、左がグリーンパン日本駐在・渡辺麻子さん、右がインタビュアーの食楽web女子部・藤間紗花

 グリーンパン最大の特徴は、独自開発のコーティング材“Thermolon(サーモロン)”を採用していること。ほとんどが砂由来の鉱物を“ゾルゲル”方法によって加工したもので、フッ素樹脂はもちろん、人体や環境に影響を与える化学物質であるPFASは一切使用していません。また鉛・カドミウムといった重金属類も一切使用していません。

 実は筆者もフッ素樹脂による影響が気になり、コーティングフライパンを手放したひとり。ある日、2年ほど使い続けていたフライパンのコーティングが剥がれてきたことに気がつき、「これは口に入っても大丈夫なもの?」と調べたのがきっかけでした。それ以来、鉄製のフライパンを愛用していましたが、やはり食材の焦げつきやすさと重さは悩みのタネに……。

木製ハンドルを用いたヴィンテージ調の「メイフラワー」シリーズも人気

 今回、エコでヘルシーなグリーンパンの存在を知り、「こんなフライパンがあるなんて!」と目から鱗でした。さらにこのフライパン、実際に持ってみると、思っていたよりも軽量で嬉しい驚きでした。

家族の健康を考えるなら“食材だけでなく、調理器具にも注目”することが大切

グリーンパン日本駐在・渡辺さんは、常にお子さんの健康を考えた食生活を心がけていたものの、「グリーンパン」との出合いをきっかけに、それまで使っていたフッ素樹脂加工のフライパンの危険性を知り、衝撃を受けたといいます。

「フッ素樹脂加工のフライパンの危険性を知り、“子どもの健康を考えるなら食材だけではなく、調理器具にも注目するべきだ”と認識しました。この事実を一人でも多くの方に、一秒でも早くお伝えしたいと思いました」

 渡辺さんによれば、“Thermolon”を採用することにより、製造工程におけるエネルギー削減も実現しているとのこと。「一般的なフッ素樹脂加工のものに比べて、より短時間に低い温度で製造できるので、CO2が大幅に削減できるんです。現代のニーズに合った、サステナブルなフライパンなんですよ」(渡辺さん)

毎日でも使いやすく、お手入れも簡単!

優しい表情で穏やかにトークする寺田社長

「私もグリーンパンに切り替えたひとりなんです」と語るのは寺田社長。「私は正直、調理器具を選ぶ際には利便性を重要視するタイプなんですが、グリーンパンはエコな製品なのに毎日でも使いやすいのが魅力。内側だけでなく外側にもコーティングが施されているので、お手入れも簡単なんですよ」

 ちなみに、寺田社長が愛用しているのは、グリーンパンの「ヴェニス プロ」シリーズだそう。スタイリッシュなクォーツグレーの本体とステンレスのハンドルが、なんともスタイリッシュなフライパンです。

さらに進化を遂げた15周年アニバーサリーモデルの新作「GP5」とは

9350円。キッチンに置かれているだけで気分が上がるスタイリッシュなデザイン。

「ベルギー生まれのアイテムらしいシンプルで美しいデザインも、グリーンパンの魅力のひとつですね」(寺田社長)。

 15周年を記念して発売された最新モデル「GP5」も、重厚なステンレスハンドルを採用した、無駄のない美しいデザイン。注目すべきは、コーティング材“Thermolon”の第8世代が採用されていること。少しでもコーティングを長持ちさせるべく、「グリーンパン」ではコーティング材の品質改良を目指した研究開発を重ねているのです。

 この「GP5」と同じコーティング材を使った新シリーズ「Studio(ストゥディオ)」も、2023年2月1日に発売される予定。ブラックのボディにゴールドハンドルを施した上品かつスタイリッシュなデザインは、料理を楽しむ男性にもウケが良さそうです。

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調査結果

 手軽かつ健康的に使えて環境にも優しく、さらにデザイン性も抜群……理想のフライパンといっても過言ではない「グリーンパン」。実際に私も自宅で使ってみましたが、ホットケーキは普段よりもフカフカ、ハンバーグはふっくらジューシーに焼くことができ、感動しました。気になる方はぜひ、実際にその魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

(取材・文◎藤間紗花)

●DATA

グリーンパン

https://greenpan.store/