ヤクルト・高梨裕稔 (C)Kyodo News

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○ ヤクルト 5 − 3 阪神 ●

<17回戦・神宮>

 逃げ切ったヤクルトは7連敗のあと2連勝。貯金は再び「18」となった。

 天敵・青柳をようやく攻略した。2回、四球と敵失などで無死満塁の好機を作ると、7番・丸山の遊ゴロが併殺崩れとなる間に先制。これが対青柳、今季20イニング目での今季初得点となった。さらに、続く長岡の右前適時打で2点目。3回も2番に入った先頭・元山の二塁打でチャンスを作り、4番・村上の中前適時打、6番・中村の中犠飛で4−0とリードを広げた。

 3点差に詰め寄られた7回は、1番に入った青木が5号ソロを右翼席へ。ベテランの一撃で再び4点リードとした。

 自身3連敗中の高梨は序盤から安定した投球。4点リードの6回にソロを本塁打を浴びたが、6回3安打1失点の好投でリリーフ陣にあとを託した。4点リードの9回は2点を返されなおも二死二、三塁のピンチだったが、最後はマクガフが踏ん張り29セーブ目(2敗)。何とか逃げ切り、高梨は移籍後最多となるシーズン6勝目(6敗)を手にした。