元阪神・藪恵壹氏は『83』 “甲子園”のようなコースで「楽しくできた」【JOYX オープン】
<MAIN STAGE JOYXオープン2022 最終日(1日競技)◇10日◇JOYXゴルフ倶楽部 上月コース(兵庫県)◇7039ヤード・パー72>
ツアー外の1日競技「MAIN STAGE JOYXオープン」は、プロとアマチュアが同組で回るプロアマ形式で開催された。歴代賞金王の伊澤利光、小田孔明、宮里優作ら男子のトッププロに混じり、元阪神タイガースのエースとして活躍し、メジャーリーグも経験した日米通算91勝の藪恵壹氏も出場した。
現役の頃より体が一回り大きくなった印象の藪氏。“当たれば”300ヤード級のドライバーショット力を持っているが「飛距離よりも正確性」を重視するプレースタイルだ。1番から出た藪氏は、2打目を80センチに寄せてバーディと幸先いいスタートでギャラリーを沸かせる。
しかし、3番パー5で「6番か7番で迷って、7番で打ちました」という3打目をグリーン手前の池に落としてダブルボギー。その後も波に乗れず「83」で、同じく元阪神の桧山進次郎氏と並んで144人中130位タイに終わった。しかし、豪快なショット、繊細なタッチを出すアプローチなど、随所にアスリートらしいプレーを披露。「平常心でスコアもいつも通り(笑)。目標は70台でしたが、残念です。甲子園に勝るとも劣らないいい環境で、ギャラリーさんの前で楽しくプレーできました。来年はリベンジしたいですね」と汗をぬぐった。
この日のラウンドはツアー優勝経験者の広田悟、高橋竜彦と同組。「プロはショットの精度がスゴイですね。だいたい5メートルぐらいのチャンスにつけます。勉強になりました。プロが出すピリッとした雰囲気も好きですね」。プロが醸し出す独特の緊張感を肌で感じた。
「野球はチームスポーツですが、ゴルフは全部自分の責任なので大好きです」。小学生の頃からゴルフクラブを握っていて、ラウンドデビューは中学2年。「68、67の135でした」と地元和歌山県での初ラウンドのことを鮮明に覚えている。社会人野球、プロ野球、メジャーリーグ時代もゴルフをたしなんでいたが、プロ野球解説者として活躍する現在は、年間60〜70ラウンドをこなしている。
ベストスコアは『72』で、ハーフベストは『33』。「3〜4回に1回70台出せれば」と話すが、YouTubeやゴルフ媒体を参考にしたり、数多くの練習器具を持っているという。「最近はカカト体重で構えて、トップスイングでスクワットするように腰を落として切り返して打つ意識で振っています。なかなかできていませんが(笑)」と上達に向けた研究心も強い。
今後もシニアやアマを含めて競技にも出場する予定だが、目下の目標は「阪神OBのゴルフ2大巨頭」の真弓明信氏と久保康生氏に肩を並べることや、プロ野球OBのコンペで上位に入ることだという。先日の国内男子ツアー「ゴルフパートナープロアマ」に松坂大輔氏や谷繁元信氏が出場し、前田智徳氏は25歳以上のアマチュア日本一を決める「日本ミッドアマ」に出場するなど、元プロ野球選手のゴルフはなにかと話題になる。「僕はまだそんなレベルじゃないですよ」と話したが、かつて甲子園の大観衆を沸かせた男が、ゴルフ場でも主役級の活躍をする日が来るかもしれない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>
ツアー外の1日競技「MAIN STAGE JOYXオープン」は、プロとアマチュアが同組で回るプロアマ形式で開催された。歴代賞金王の伊澤利光、小田孔明、宮里優作ら男子のトッププロに混じり、元阪神タイガースのエースとして活躍し、メジャーリーグも経験した日米通算91勝の藪恵壹氏も出場した。
現役の頃より体が一回り大きくなった印象の藪氏。“当たれば”300ヤード級のドライバーショット力を持っているが「飛距離よりも正確性」を重視するプレースタイルだ。1番から出た藪氏は、2打目を80センチに寄せてバーディと幸先いいスタートでギャラリーを沸かせる。
しかし、3番パー5で「6番か7番で迷って、7番で打ちました」という3打目をグリーン手前の池に落としてダブルボギー。その後も波に乗れず「83」で、同じく元阪神の桧山進次郎氏と並んで144人中130位タイに終わった。しかし、豪快なショット、繊細なタッチを出すアプローチなど、随所にアスリートらしいプレーを披露。「平常心でスコアもいつも通り(笑)。目標は70台でしたが、残念です。甲子園に勝るとも劣らないいい環境で、ギャラリーさんの前で楽しくプレーできました。来年はリベンジしたいですね」と汗をぬぐった。
この日のラウンドはツアー優勝経験者の広田悟、高橋竜彦と同組。「プロはショットの精度がスゴイですね。だいたい5メートルぐらいのチャンスにつけます。勉強になりました。プロが出すピリッとした雰囲気も好きですね」。プロが醸し出す独特の緊張感を肌で感じた。
「野球はチームスポーツですが、ゴルフは全部自分の責任なので大好きです」。小学生の頃からゴルフクラブを握っていて、ラウンドデビューは中学2年。「68、67の135でした」と地元和歌山県での初ラウンドのことを鮮明に覚えている。社会人野球、プロ野球、メジャーリーグ時代もゴルフをたしなんでいたが、プロ野球解説者として活躍する現在は、年間60〜70ラウンドをこなしている。
ベストスコアは『72』で、ハーフベストは『33』。「3〜4回に1回70台出せれば」と話すが、YouTubeやゴルフ媒体を参考にしたり、数多くの練習器具を持っているという。「最近はカカト体重で構えて、トップスイングでスクワットするように腰を落として切り返して打つ意識で振っています。なかなかできていませんが(笑)」と上達に向けた研究心も強い。
今後もシニアやアマを含めて競技にも出場する予定だが、目下の目標は「阪神OBのゴルフ2大巨頭」の真弓明信氏と久保康生氏に肩を並べることや、プロ野球OBのコンペで上位に入ることだという。先日の国内男子ツアー「ゴルフパートナープロアマ」に松坂大輔氏や谷繁元信氏が出場し、前田智徳氏は25歳以上のアマチュア日本一を決める「日本ミッドアマ」に出場するなど、元プロ野球選手のゴルフはなにかと話題になる。「僕はまだそんなレベルじゃないですよ」と話したが、かつて甲子園の大観衆を沸かせた男が、ゴルフ場でも主役級の活躍をする日が来るかもしれない。
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