※この記事は2012年12月01日にBLOGOSで公開されたものです

11月16日に衆議院が解散され、12月4日公示、16日投開票の日程で行われる予定となっています。 今回の選挙戦において、最も優先度が高く、争点とすべき問題は何かを、BLOGOSユーザーの皆様に聞いたところ、多くの回答をいただきました。 主な意見として、「憲法改正」「安全保障」「TPP」「原発問題」などが上がりました。

憲法改正
いろんな問題はあるけど、結局行きつく先は憲法改正だと思う。これを変えないと、結局何も変わらない。

僕のボールは２個あるから（下ネタじゃなく、小選挙区と比例のこと）、そこを考えて工夫しようと思うけど、でもやっぱり候補者が決まって各党の話を聞くまで、まだ決めるのはやめておこう。
安全保障
国防・安全保障が最重要。

隣国と険悪な関係になっている現在、これを念頭に置かずに判断することはあり得ないと考えます。相手は完全にヤル気で準備を進めています。日本としては、戦争を未然に防ぐためにも、米国との協力関係を深め盤石な体制を築いておかなければなりませんが、現在は、（法律面でも、国民の意識の面でも）隙だらけです。このままでは、多くの国益（人命も含む）を損なうことになりかねません。

原発もＴＰＰも、国内の景気うんぬんの視点で考えている方が多いようですが、上記の視点を持てば、判断は変わってくると思います。
TPP
TPPを争点にしてやってほしい。そうすれば、保守か革新か明確に分けられると思う。やはり、民主党にしても自民党にしても右から左まで党内にいる政党は自縄自縛に陥ってやるべきことができないんじゃないのかと思います。
原発問題
争点は、選挙民各自が重視するものを決める、で良い。
私は早期の原発ゼロを選ぶ。但し、電気代がなるべく上がらない方法、すなわち火力で代替。
また、2009年夏から与党を務めた民主党に対する審判の選挙であると主張する意見も複数見られました。
3年間の民主党政権への評価・判決と各党の今後4年間の日本の経済の建て直し、外交・安全保障政策でしょうね。

もちろん、自民や民主、維新は総合商社だから公約には、教育・エネルギー・ＴＰＰ等網羅するのでしょうが、それらは些細な事です。 来年の参院選のテーマで良いくらいのものです。

総選挙は、あくまで国の基本を議論し、今後4年間の与党と総理大臣を選ぶものです。
政策を語るほどの高尚な選挙とは思えない。
兎に角嘘つき政策を全部一旦元にもどす。
選挙で勝利した要因を覆すのに審判を受けていなのだから、今度の選挙は順序が逆になった審判です（裁判と言う人もいる）。
ＴＰＰなんかだって具体的対処方法が示されないのに争点になりようがない。
メディアを含めた巧みな話のすり替えに乗ってはならない。
今回の議論において、最も支持を受けたのは「統治機構改革」を争点として挙げた下記の意見でした。
個人的には統治システムの変革。（官僚や公務員制度の改革がメイン。） それに比べれば原発も消費税も枝葉末節なことに過ぎないと思います。
その他にも少子高齢化対策を挙げる意見や、「国民の政治感覚の向上」「若者の投票率アップ」などを指摘する声もありました。

投票まで、約2週間。今回の選挙に関する記事は以下に、まとめて行きますので参考にしていただければ幸いです。

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