難関・琵琶湖CCで飛距離が生きた 篠崎愛は上位入りで高額賞金を狙う (撮影:鈴木祥)

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<Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament 2日目◇8日◇琵琶湖CC 琵琶湖・三上C(滋賀県)◇6360ヤード・パー72>
多くの選手が硬いグリーンと厳しいピンポジションに苦しんだ2日目。終わってみれば金田久美子や西山ゆかり、フェービー・ヤオ(台湾)や吉田弓美子とレギュラーツアーでも優勝経験のある選手が上位に名を連ねる中、昨年6月のプロテストに合格した篠崎愛(まな)が苦しみながらもトップ10以内をキープした。
「グリーンの硬さがすごいです。ショートアイアンじゃないと止まらないですね。ドロー目のスピンが入ったり、落ちたところに傾斜があれば止まらない。セーフティにいくことに気を使いました」と難コースに苦しめられた篠崎。きのうよりショットが安定せず、順位は5位タイから9位にタイに後退したが、もちろん心は折られていない。
身長157センチ、48キロと細身ながら、ドライバーの平均飛距離が250ヤードの飛ばし屋。大きいアークのスイングで飛ばす姿が魅力だ。飛ばしの要因は肩甲骨周りの柔軟性が高いことと、バドミントンで鍛えた右手首の強さだという。この飛距離は難コースでもセカンドを短いクラブで打てるため、大きなアドバンテージ。初日のようなアイアンショットを取り戻せれば、さらなる上位進出が見えてくる。
「今季はどの試合でもトップ10以内に入りたいです。この試合では今いいところにいるのでトップ5を狙いたいですね」。賞金ランク2位以内に入り、来季のレギュラーツアー前半出場権を得るのが今季の大きな目標。今大会はステップ・アップ・ツアーでも屈指の高額賞金大会とあって、ここで上位に入れば達成に大きく前進できるだろう。

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