現代の生活に欠かせないインターネット通信ですが、いろいろな企業が通信プランを用意していて「結局どれを選べばいいのか分からない……」と考えてしまいます。固定回線ともなると他社からの乗り換えに違約金がかかることがあり、「面倒くさいからこのままでいいや」となってしまいがち。KDDIとNTTが提供する回線で基本の通信速度(上り/下り)が最大1Gbpsの「auひかり(So-net)」は、そんな乗り換え時の解約金を条件次第で最大3万円割引きし、7万円のキャッシュバックを行ってくれるとのこと。快適な通信速度を利用でき、特典もいろいろ存在するauひかり(So-net)のプランやメリットを調べてみました。

キャッシュバック特典＆月額料金割引 | auひかり | So-net (ソネット)

https://www.so-net.ne.jp/access/hikari/au/ad/cb/



auひかり(So-net)の魅力はやはり最大1Gbpsの通信速度。動画視聴やゲームプレイに適しており、さらに速さを求める人には通信速度(上り/下り)が最大5Gbps/10Gbpsとなるオプションサービスも、戸建て向けに用意されています。

「au」と聞くと、「auのサービスを利用している人だけが得するのでは？」という疑問も浮かびますが、そうではない人にもキャッシュバックなどの特典が用意されているとのこと。そこで、プランや特典などを詳しく確認してみます。

auひかり(So-net)は戸建て向けプランとマンション向けプランの2種類が用意されています。

◆戸建て向けプラン



戸建て向けプランには「ギガ得プラン」「ずっとギガ得プラン」「標準プラン」の3つが用意されています。

まず「ギガ得プラン」は何なのかというと、これは月額基本料金が5200円、契約期間が2年間の、継続契約が申し込み条件のプランを指します。そして「ずっとギガ得プラン」は月額基本料金が1〜11カ月目は5100円、12〜23カ月目は5000円、24カ月目以降は4900円と、長く使うごとに割引きされていき、3年間の継続契約が申し込み条件のプランを指します。残り1つは月額基本料金が6300円で契約期間なしの「標準プラン」です。

なお、記事作成時点でギガ得プランとずっとギガ得プランを申し込むと、7万円のキャッシュバックを受けられます。キャッシュバックを受けるには、特設ページからギガ得プランまたはずっとギガ得プランに新規入会またはコース変更を申し込み、対象サービスの利用開始から10カ月後の15日より45日間にSo-netからの送金を指定の口座で受け取れる「ソネット de 受取サービス」の手続きを済ませればOK。例えば2022年3月18日に利用を開始した場合、10カ月後の2023年1月15日から2月15日の間に手続きを行う必要があるというわけです。受け取り方法などは以下のページで解説されています。

キャッシュバックのお受取り

https://www.so-net.ne.jp/uketori/cb-info.html



さらに「ギガ得プラン」と「ずっとギガ得プラン」にはオプションとして、通信速度(上り/下り)が最大5Gbpsになる「ずっとギガ得プラン+高速5ギガ」と、通信速度(上り/下り)が最大10Gbpsになる「ずっとギガ得プラン+高速10ギガ」が用意されています。

「ずっとギガ得プラン+高速5ギガ」は月額税抜500円、「ずっとギガ得プラン+高速10ギガ」は月額税抜1280円のオプション料金が必要ですが、契約後に「超高速スタートプログラム」を申し込むことにより、前者は月額税抜500円、後者は月額税抜709円が、それぞれ3年間割引されます。加えて、auスマートバリューまたは自宅セット割に加入していると、「ずっとギガ得プラン+高速5ギガ」は4年目以降も同額が割引されます。

戸建て向けプランの場合、特設ページから標準プラン、ギガ得プラン、ずっとギガ得プランに新規入会・コース変更を申し込むと、月額基本料金が自動的に割り引かれます。標準プランとギガ得プランの場合、1カ月目に税抜1140円、2〜23カ月目に税抜1130円が月額基本料金から割り引きかれ、ずっとギガ得プランの場合、1カ月目に税抜586円、2〜35カ月目に税抜571円が月額基本料金から割り引かれます。

特設ページには「So-net 公式 料金詳細」と書かれたリンクが貼られていますが、ここで確認できる「月額料金割引」には別の割引が適用されています。このページに書かれた「登録料」「基本料金」などの情報を参考に、ずっとギガ得プランで59カ月間利用した場合は合計いくらかかることになるのか」を計算してみました。



戸建・ずっとギガ得プラン・工事費一括払いで計算した結果がこれ。あくまでシミュレーションであって実際にこの通りの金額になるとは限りませんが、今回の試算の場合、単月平均は5836円となりました。

 利用開始月1カ月目11カ月目23カ月目35カ月目47カ月目59カ月目登録料3000円      基本料金 5100円5100円5000円4900円   4900円4900円回線工事費 3万7500円     月額料金割引特典 -586円  -571円-571円-571円     合計月額料金3000円4万2014円4529円   4429円   4329円4900円4900円消費税300円4201円453円   443円433円490円490円税込み合計月額料金3300円4万6215円4982円   4872円4762円5390円5390円単月平均料金3300円4万9515円9030円6861円6141円5949円5836円

また、戸建て向けプランを申し込む際に「auひかり 電話サービス」に申し込むと、その月額利用料(税込550円)が一定期間無料になるという特典も存在します。標準プランとギガ得プランは23カ月間、ずっとギガ得プランは35カ月間割引されます。

また、auスマートフォンやUQスマートフォンを使用している人にはさらなる特典として、戸建てプランまたはマンションプランと「auひかり 電話サービス」を同時に申し込むことで、携帯利用料金に永年割引が適用されるサービスも存在します。

◆マンション向けプラン



マンション向けプランには契約期間のない「標準プラン」や、2年単位の継続利用で料金がお得になる「お得プラン」、お得プランに日常生活での緊急トラブルに対応する「おうちトラブルサポート」が付いた「お得プランA」というプランの3つが存在しますが、住んでいるマンションのタイプによって選択できるプランが異なります。

マンション向けのプランを選ぶには、まず自分が住んでいるマンションが8種類あるタイプのうちどれに属しているのかを提供エリアの確認ページから調べる必要があります。そのためには該当ページにアクセスし、郵便番号を入力して「マンション」を選択。その後「住所を検索」をクリックすればOK。



検索が完了すると、以下のように住所とマンション名が表示され、マンション名の横に括弧書きで「マンションG8」などのタイプ名が表示されます。これを見て、自分のマンションがどのタイプに対応しているのかを確認すればOKです。自分のマンションの住所が表示されなかった場合、そのマンションはauひかり(So-net)の提供エリア対象外ということです。



マンションタイプには、マンションの建物共用部まで光ファイバーを引き込み、電話回線を使って各部屋に接続するVDSL方式の通信を提供する「マンション タイプV」や、上記の方式を新しい通信規格に置き換えたG.fastの通信を提供する「マンション タイプG」などが存在します。

マンションに住んでいる場合も「マンション ミニギガ」以外のタイプであれば7万円のキャッシュバックの対象で、特設ページから申し込み、期間内に「ソネット de 受取サービス」の手続きを済ませればキャッシュバックを受けられます。

マンション向けプランにも、戸建て向けプランと同様に月額基本料金が自動的に割り引かれる特典が用意されています。マンション向けプランの場合、1カ月目に税抜1312円、2〜23カ月目に税抜1304円が割り引かれ、割引額はすべてのプランで同額です。特設ページからの申し込みで自動的に付与されます。

今回、マンションタイプの1つ「マンションV16」を利用した場合はいくらかかることになるのかを計算してみました。マンション向けタイプの場合、工事費は「23回払い」でしか申し込めませんが、後から一括払いに変更することが可能です。今回の試算の場合、59ヶ月目までの単月平均は4303円となりました。

 利用開始月1カ月目11カ月目23カ月目35カ月目47カ月目59カ月目登録料3000円      基本料金 3400円3400円3400円3400円3400円3400円回線工事費 1312円1304円1304円   VDSL機器レンタル料 400円400円400円400円400円400円月額料金割引特典 -1140円-1130円-1130円   合計月額料金3000円3572円3974円   3974円3800円3800円3800円消費税300円357円397円   397円380円380円380円税込み合計月額料金3300円3929円4371円4371円4180円4180円4180円単月平均料金3300円7229円4631円4495円4387円4334円4303円

◆その他の特典



新生活がスタートする時期、引っ越しのついでに回線契約を見直したいと考える人も多いはず。ただしそこでネックになるのが「解約金」の問題です。各種インターネットサービスプロバイダーが提供するサービスには「契約期間」や「契約の更新期間」が設けられていることがあり、更新期間以外に解約を行うと解約違約金が発生してしまうことがあります。auひかり(So-net)には、そんな解約違約金に相当する額を最大3万円まで還元する特典が存在します。

他社インターネットまたは他社モバイルルーターからの乗り換えを対象に、解約の際に生じる解約違約金相当額を最大3万円まで還元してもらえるこの特典の適用条件は、戸建て向けプランの場合、前述の対象回線から「標準プラン」「お得プランA」「お得プラン」のいずれかに乗り換え、「auひかり 電話サービス」に申し込み、36カ月以上の利用を約束すること。マンション向けプランの場合、前述の対象回線から標準プランまたはお得プランAまたはお得プランに乗り換え、「auひかり 電話サービス」に申し込み、24カ月以上の利用を約束することです。

特典を受けるには、auひかり(So-net)の利用開始月を含む12カ月以内に他社違約金の請求書コピーを添付し、指定の申請書・専用封筒にて申請する必要があります。戸建て向けプランに申し込んだ場合はau PAY残高へのチャージまたは郵便為替で最大3万円還元。マンション向けプランに申し込んだ場合はau PAY残高へのチャージまたは郵便為替で最大1万円還元され、加えて月額利用料金から差し引いて最大2万円(1000円/月×最大20か月)還元されます。

なお、申し込みから開通まではおよそ1〜2カ月かかるとのこと。この間はポケットWi-Fiを1カ月間無料でレンタルできます。

「急な引っ越し」といったシチュエーションにも対応しており、引っ越し時にauひかり(So-net)を継続して利用する場合、条件によっては本来必須な撤去工事費が不要となります。また、引っ越し先がauひかり(So-net)のエリア対象外であっても、条件によっては工事費が実質無料となります。

◆まとめ

最大1Gbpsの回線が利用できることに加えて最大5Gbps/10Gbpsのオプションもあり、戸建てで通信速度にこだわりたい人にはオススメできるポイント。auのスマートフォンを契約中の人はスマートフォンもネットも割り引きできるという選択肢があり、プラスの魅力があります。

また、月額料金の割引もさることながら「一発で7万円キャッシュバック」「解約違約金相当額の還元」というのも大きく、インターネット契約を見直したい人は月額料金のほかにこのような各種特典を確認してみるのもアリです。「解約金がネックで乗り換えなんて考えもしなかった」という人も、引っ越しシーズンで新生活を始める人も、検討の余地があると感じました。

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