“まん延防止”再延長 酒の提供可能も…飲食店は複雑 広島
たび重なる休業や時短などの要請に疲弊する飲食店。再び延長されたまん延防止に対して様々な思いがありました。
渡辺美佳アナウンサー「夜7時半をまわった流川通りです。きょうからお酒の提供ができるようになりましたが人通りはまばらで活気があるという感じではありません」
21日からはじまったまん延防止等重点措置の再延長期間。
ゴールド認証店では酒を午後8時まで提供し、午後9時まで営業ができるようになります。
「3名様ですねどうぞ~」
20日まで休業をしていた日本料理を提供する「広起」も21日から時短で営業を再開させました。
瀬戸内料理「広起」青木寛起店長「複雑な感じですね、本当だったらもうちょっと休業しなきゃいけないんでしょうけど、21日からアルコール出していいと言われたものですから午後8時まで営業してがんばっていこうかなという感じですね」
休業していても給付金だけでは家賃や人件費などがまかなえないため営業再開を決めたそうです。
青木店長「お客さんに会えるのうれしいです。こうやってカウンターでお客さん来ていらっしゃいませっていう来たよっていうのが一番うれしいですね」
前日までは空っぽだった水槽やショーケースには約2カ月ぶりに食材が戻りました。
青木店長「これが僕らの生きる道ですから、うれしい面もあるんですけど複雑ですね。これで(コロナも)終わってもらいたいですね」
一方で酒の提供が可能になっても営業再開に踏み切れない飲食店もありました。
自彩菜酒処「渓」加島和宜さん「いろいろ考えることはあったんですけど、3月6日まで引き続き休業という形をとらせていただきました」
営業を再開させても利益を出すだけの集客が見込めないことが大きな原因だといいます。
加島さん「時短営業もしてみたんですけど、実際に不足分を埋めるだけのことができるかどうかという微妙に厳しいかなというのがあります」
休業という苦渋の決断。いまはその先の営業再開ができる日を日を心待ちにします。
加島さん「やっぱりお客さんの顔を見たいんで開けたいって気持ちはすごく大きかったんですよ。はやくやっぱり営業したいですよ」
様々な思いが巡る中再び延長された「まん延防止」期限は来月6日までの予定です。