県内ロケの「ドライブ・マイ・カー」 快挙に広島からも喜びの声
浜口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデン・グローブ賞で非英語映画賞を受賞しました。
日本映画では62年ぶりの快挙です。
広島フィルムコミッション 西崎智子さん「やったーと言っちゃいました。広島で撮って頂いた作品は全部広島にとって宝物なので、賞の如何にはかかわらないけど(賞を)とることで見てもらうパイが圧倒的に広がる」
ロケに携わった広島フィルムコミッションの西崎さん。
元々は韓国・プサンで撮影される予定でしたが新型コロナの感染拡大のため急きょ国内のロケに変更され広島が選ばれました。
印象的なトンネルのシーンはセリフの長さを考え、広島高速4号線が選ばれました。抜けた先に広がるのは広島の夜景です。
西崎さん「町全体を主役のサーブが走り回るので、広島の皆さんはあそこだここだとわかると思います」
村上春樹さんの原作を元に、西島秀俊さん演じる演出家が妻との死別に向き合う姿を描いた作品。
原爆を扱った映画ではありませんが、監督チームが復興も含めた文化的な背景に魅力を感じたと言います。
アカデミー賞に前進したともいえる今回の受賞に、広島の映画館もわいています。
中区の「八丁座」では、10日から満席になる回が続々と出るほど人気に。
客「(受賞は)知ってます。見れないかな思ったけどギリギリ間に合ってよかった」
客「広島が舞台と聞いて、楽しみにしてます」
3月に開かれるアカデミー賞でも期待が高まります。
広島フィルムコミッション 西崎智子さん「ゴールデン・グローブ賞をとったので、すごく近づいてきているかなと期待してます」