食文化は国や地域によってずいぶんと異なっている。日本と中国はいずれも箸を使い、比較的似ていると言えるが、それでも中国人からすると非常に驚く日本の食文化もあるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 食文化は国や地域によってずいぶんと異なっている。日本と中国はいずれも箸を使い、比較的似ていると言えるが、それでも中国人からすると非常に驚く日本の食文化もあるようだ。中国メディアの捜狐はこのほど、「なぜ日本人はラーメンを食べる時にご飯と一緒に食べるのが好きなのか」と題する記事を掲載した。

 日本のラーメン店では、サイドメニューとしてご飯をつけたり、チャーハンと一緒にセット販売したりすることも少なくない。記事の中国人筆者は、ラーメンとご飯という組み合わせを初めて見た時、「驚愕した」と感想を述べている。

 中国人からすると、主食に主食を組み合わせているのであり得ない食べ方だと感じるようだ。しかし、「日本人にとってはごく当たり前のことのようで、その理由を尋ねても具体的な答えは返ってこない」と述べている。

 そのうえで筆者は、日本人がラーメンとご飯を一緒に食べるのには3つの理由が考えられると分析した。その1つが「ラーメンだけでは足りないから」だ。特に男性の場合はこの理由が当てはまるだろう。2つ目は「ラーメンは塩辛いから」で、さっぱりとしたご飯を一緒に食べるのは「絶妙な組み合わせ」になると説明した。3つ目は「すでに習慣化したから」だとしている。

 最後に筆者は、人によっては麺を食べ終えてからスープの中にご飯を入れて茶漬けのようにして食べる人もいると紹介し、日本人はステーキや刺身、餃子を食べる時でもご飯と一緒に食べるので、「日本人はとにかくご飯が好きで、なくてはならない存在なのだろう」と結論した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)