手間がかかりそうなお魚のお弁当も包み蒸しでつくれば、朝の忙しい時間でも手間なく完成。さらに、フライパン1つでつくるから、洗い物も最小限におさまるので時間に余裕ができます!


タラとブロッコリーのチーズ蒸し弁当

タラとチーズが抜群の相性!「タラとブロッコリーのチーズ蒸し弁当」



包み蒸しなら、朝から魚焼きグリルを洗うようなおっくうさとは無縁! 手軽な切り身魚を使って、ふっくらおいしく仕上げます。
まろやかなチーズとタラが相性抜群! 味がよくしみた巾着卵の油揚げがおいしいんです。


●タラとブロッコリーのチーズ蒸し弁当




【材料(2人分)】

・【あ】タラとブロッコリーのチーズ蒸し
・タラ(切り身・大きめのひと口大に切る) 2切れ

・ブロッコリー(小房に分ける) 4〜5房(50g)

・スライスチーズ 2枚

・[1人分98kcal]


・【い】巾着卵
・卵 2個
・油揚げ(長い辺を半分に切る) 1枚
・A[白だし 大さじ1 砂糖 小さじ2 水 大さじ1/2]
[1人分134kcal]


・【う】レンコンとヒジキのサラダ
・レンコン(5mm厚さの半月切り) 80g
・ニンジン(ピーラーでリボン状にむく) 20g
・ヒジキ(乾燥・水でもどす) 30g
・白だし 大さじ1
・B[砂糖、酢 各大さじ1]
[1人分76kcal]


・ご飯(冷ましたもの)、好みのふりかけ、レモン(スライスして半月切り) 各適量
・青ジソ 2枚


<包み方(幅30×長さ30〜40cmのクッキングシートを4枚用意する)>






【あ】クッキングシート2枚にタラとブロッコリーを1/2量ずつのせ、上の写真のように包む。

【い】油揚げを切り口側から袋状にひらき、卵を1個ずつ割り入れて口を楊枝でとめる。クッキングシートにのせ、Aを加えて上の写真のように包む。

【う】クッキングシートにレンコン、ニンジン、ヒジキの順にのせ、白だしを加えて上の写真のように包む。


【つくり方】

(1) 口を閉じた【あ】、【い】、【う】の包みを直径26cmのフライパンにのせて水250〜300ml(分量外)を加え、やや強火で8分ほど蒸す。フライパンから包みを取り出す。



(2) 【あ】は包みの中の水気を取り除き、チーズを1/2量ずつのせて再度包みを閉じ、余熱でチーズを溶かす。【い】は上下を返してフライパンに戻し、余熱で中まで火をとおす。【う】はBを加えてあえる。おかず3品を冷まし、ふりかけをかけたご飯と一緒に弁当箱につめて青ジソとレモンを添える。



[弁当1個分580kcal]




【1人分つくるときは…】

各材料の半量を包んで直径24cmのフライパンにのせ、水200mlを加えてフタをし、中火で8分加熱する。蒸し卵と卵そぼろだけは、分量を減らさず、卵2個のままつくる。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【川崎利栄さん】



フードスタイリスト、フォトスタイリスト。夫、息子たち、義両親の7人家族。家族のためにお弁当を5000個以上つくった経験を生かし、著書『朝8分ほったらかし弁当
』(世界文化社刊)などを出版。